山中 健

2019 27 Jun

#PRIDEは皆にとって自分ごと

(写真:ロンドンのリバプールストリート駅の階段)

 

メンズウィーク、市場視察、ビジネスミーティングのため欧米を周遊してきました。20日間弱の行程で、これほどたくさん飛行機に乗ったのも初めてかもしれません。どちらかというと1都市にじっくりと滞在するのが好きなのですが、今回は1都市4日で、4都市を訪れました。さらに、欧州と米国の大陸間移動は想像以上にストレスがありましたが短期間で欧米を周遊したことで見えてきたこともあります。

今日はその中の一つをお伝えしたいと思います。それはPRIDEについて。

日本の多くの方はPRIDEって言ってもピンとこないかもしれませんが、欧米ではダイバーシティーを表現する言葉の一つです。元はゲイプライドから発した言葉です。1969年6月28日

に起きたストンウォール事件に関連して、6月は欧米(最近ではアジアでも)でもゲイプライドのためのデモが行われてきました。それがLGBTQや男女差別と結びつき、人種や宗教などすべての差別をなくし、それぞれのアイデンティティーにプライドを持つという言葉として広がっています。

それを象徴するモチーフ、レインボーカラーは6月の街角を飾っています。NYでは百貨店や大手ブランドもレインボーカラーを使った店内装飾を行っています。中には「HAPPY PRIDE」

といった言葉も。そして、大陸間移動で利用したアメリカンエアの機内映画では「PRIDE MOUNTH」と銘打って、LGBTQ、男女差別、人種差別に関した映画を放映していました。

異なる人種や言語、宗教の人々が共存する欧米とは異なり、日本はまだまだレインボカラーはセクシャルマイノリティーの旗印という認識が多いですが、欧米ではすべての人にとって自分のアインデンティティーを考え、身の回りの人のアイデンティティーを尊重するためのシンボルカラーとなっていると感じた次第です。

 

(写真:メイシーズの自主売場STORY)

(写真:ノードストロームメンズストアの内階段)

(写真:ブルーミングデールズのグラウンドフロア)

(写真:ノードストロームのキャッチは「PRIDE FOR ALL」)

(写真:34丁目のアーバンアウトフィッターズ旗艦店)

 

次回からは、2020春夏メンズウィークで感じたことをお伝えしたいと思います。

 

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