内田 文雄

2019 11 Jun

中国No1. VMDコンサルティング企業と業務提携した理由!

以下の写真は5月21日から3日間、深圳で行なったVMDディレクター対象の研修の模様です。理論編1日半、実技編1日半、というカリキュラムでした。

 

中国でVMD(陳列)を定着させたのは、残念ながら私では無く著名で人気のある老師(先生)がいます。それは「陳列共和」というコンサルティング企業の钟老師という女性、元々日本の西武百貨店が香港にあった頃、担当として陳列を習得してそれが高じて自ら陳列を主体にしたコンサルティング企業を、もう1名の男性と創業させました。

この方が钟老師、数万人のフォロワーがいる魅力的な方

何故この写真なの...私の紹介文

 

事業範囲は、陳列指導、インテリアデザイン、グラフックデザイン、空間ディレクション、公開セミナー、SNSでのファッション情報発信、研修動画販売、クライアント企業に入り込んだプロジェクト...など多岐に渡ります。

 

この企業のモットーは「美学(meixue)」、要は美しくディスプレー、飾る、という、どちらかというとデコレーター要素が強く、学びに来る人達(生徒)はアパレル、小売企業、そして主婦など幅広いようです。

 

アパレルや小売企業の生徒は、ウィンドーを如何にアピールさせるか?そのプロップスは何が良いのか?3P(VP、PP、IP)などVMDの基礎と応用を学び、一方主婦の生徒は中国でライフスタイルが流行る中で、自らの家の中を如何に美しく仕上げるか?を学ぶわけです。

 

一定のコースを修了すれば陳列共和から修了証書を与えられます。国家資格ではないですが、中国の中で著名な陳列共和で学んだ、と自慢ができるようです。

 

前置きが長くなりましたが本題の、何故弊社が陳列共和と組んだか?ですが、上述の通り現在の陳列共和は「美学」に重きを置いているのですが、今中国で期待されているのは「科学的VMD」、つまり「KPI数値を元に如何に売上を上げるか?」なのです。

 

これはこの陳列共和に限らず、中国のアパレル、小売企業のVMDに携わる人達はウィンドーを用いて「インパクト」「あっ!と驚かす」「派手」...というようなキーワードが代表で、販売する商品そのものは無視して、一生懸命に飾る事だけをやってきたのが事実。

 

そんな時代はオンラインビジネスの台頭もあり変わりつつあります。どの業態でも何(商品/製品)を、どのような方法(マーケティング、販促、FAB)で、どれくらいの量(MD)、どのような売場(VMD、インテリア、導線)で売り込んでいくか?を事前に仮説立てして実行していくべきなのです。

 

そんなSPAモデルでのVMDを陳列共和に導入すべく、取組みをスタートさせたのです。日本のアパレルや小売業でVMD、陳列を経験した人達からしたら、「そんな事当たり前だ!」と言われるかもしれませんね、でも中国においては多くの企業においてまだまだ「飾る=VMD」と考えている先が多いのも事実なのです。

 

陳列共和側も弊社と組むメリットは、彼らが得意とする美学に数値的根拠/ロジックを加える事で、「売れる綺麗な売場」を達成できる、と考えていると思います。当然ながら、弊社からするとデメリット部分も色々と考えました。しかし協業する事での得ることの方が多いと判断して、取組みをスタートさせました。

 

今後は新たなクライアントへのプロジェクトや、VMDロジック/思考のSNSでの発信、公開セミナー開催など...多くの案件が待っています。引き続きこちらからも何ができるか?を提案し続け中国の多くのアパレル、小売企業のサポートができればと考えています。

 

それでは!