内田 文雄
来年1月8日から中国入国時の隔離政策が撤廃されます!
3年....実に長かった。
私自身この3年間に抑圧された2回の中国での隔離を経験し、中国から日本には帰りたいけど、中国に戻る時の3週間の隔離(今現在は8日間)を考えると、日本に帰ることを躊躇うほどの酷い隔離施策でした。
今朝当局から発表された内容は以下の通り。
要は?
日本から中国に入国する場合は、出発48時間前のPCR検査を受け、陰性証明を取得することは以前と変わりませんが、
中国入国後のPCR検査、及び集中隔離(現在は、ホテル5日間、自宅3日間)を中止するというもの。
この隔離撤廃は朗報以外の何者でもありません、とりあえず良かった。
同時に現在抑制されている中国への国際線便数も、徐々に抑制が解除されるようです。
中国の2023年の春節は、来年1月22日からスタートします。ただ今の中国はご存知の通りゼロコロナ政策を急遽緩和して、その結果陽性者が爆発的に増えている状態。
このことから春節を利用して、中国国民がいきなり海外、日本への旅行が再開されるとは思えませんが、これもウィズコロナが進めば、中国からの旅行者が徐々に増えていくと思われます。
すぐにインバウンド再来の期待ができないにしても、少し元気のない日本のマーケットからしたら、中国からの旅行者は喉から手が出るほど渇望していることだと思われます。
中国での薬不足で、日本のドラッグストアでは、風邪薬、頭痛薬、冷えピタ....など、日本製薬品が買い占められているとの報道もあります。「日本製品は安心、安全で信用できる」という日本神話はまだまだあります。
3年間忘れていたインバウンド活況の感触が、あと少ししたら再来する可能性もあります。日本の小売業、ホテル業の皆さん、備えは十分ですか?
中国の方々に「コロナが明けたら行きたい国はどこですか?」というアンケートを取ったら、その答えはダントツNo.1は日本なんです。
中国からの旅行者に対して嫌悪感を露わにせず、3年前以上の優しさ、暖かさで迎えてあげて下さい。
そして「お帰りなさい!」という一言も添えて。
それでは!