六本木 真弓
2018
04
Oct
イマドキのリスク
スペースX(SPACEX)
「BFR(ビッグ・ファルコン・ロケット)」という新型ロケット。
イーロン・マスクの宇宙ベンチャー「スペースX」は、9月17日、「月旅行」計画を発表。
2002年に設立された「スペースX」は、僅か10年で大型ロケットの打ち上げに成功した。
2023年にも、地球と月の往復飛行が実現するという。
ロケットによる火星移住や、ニューヨークとワシントンを約30分で結ぶ地下高速交通など、マスク氏が掲げるのは壮大な構想が多い。
不可能と思える事業に大量の資金を投入し、技術革新のスピードを一変させる手法は多くの科学者やエンジニアらを引き寄せている。
Benjamin Zhang/Business Insider
一方で、『テスラ』初の、マス・マーケット向け『モデル3』の量産には苦労しているという。
8月7日のツイートで、『テスラの株式非公開化の計画』のつぶやきが米証券取引委員会(SEC)から『誤った情報で投資家を欺いた』として、9月27日にマスク氏が提訴された。
『イマドキのリスク』の新たな出現である。
「イーロン・マスクは、何故ツイッターで失敗したのか」という、心理分析と対処方法の話題で持ちきりだった。
この訴訟の提起から僅か2日後の9月29日には、マスク氏がテスラの会長職を退くことで合意したことにより「スピード和解」!したのだが…。
スタートアップのカリスマ創業者とガバナンスの両立が、これからの成長の鍵となる。
さすがに、『リスクヘッジ』もスピーディーだ!