六本木 真弓
2021
08
Jan
サスティナブルの波
サスティナブルな波
海洋プラスチック問題に迫る。
ドキュメンタリー映画「プラスチックの海」(イギリス2016年)。
配給会社『ユナイテッドピープル』の市民上映会ポータルサイト『cnemo』が、上映中だ。
映画を見た市民から「自分にできるサスティナブルな『小さな一歩』を、踏み出したい!」と感想を述べている。
廃棄物から作られる、何度も再生可能なナイロン繊維「ECONYL®」は、イタリアの糸メーカーAquafil社が開発したエコ機能。
工業用プラスチックやファブリック、海洋から拾得された漁獲用の網などの廃棄物をリサイクルし、未使用の状態のナイロンと全く同品質の新たなナイロン糸に再生。
石油から作られる一般的な『バージンナイロン』に比べて、製造プロセスにおける環境への負荷を大幅に軽減。
1万トン分の「ECONYL®」の製造につき、石油を7万バレルも節約でき、二酸化炭素の放出を57,100トン抑えられ、石油素材の場合と比較して、地球温暖化の影響を最大80%低減。
プラダの『Re-Nylon』プロジェクト(2019年6月スタート」では、「ECONYL®」を使用して、象徴的なプラダのバッグラインで展開中。
2021年末までに、全ての『バージンナイロン』を、「ECONYL®」に転換するという。
ステラ・マッカートニーの、カジュアルなバッグライン『Falabelle Go』の本体にECONYL®使用。
2020年までに、『バージンナイロン』の使用を完全に廃止することを目標。
現在既に、200を超えるブランドが、ECONYL®を使用している。
「未来の子供のために何かやろう」と言うのは簡単だが、実践するのは難しい。
「自分自身が、やれることからまずやろう」
2021年の年初に思う。
㈱六本木事務所