生地 雅之

2024 30 Dec

首都圏・話題の店

12月下旬に掲店に行ってきました。

1)アトレ竹芝(竹芝ウォーターズ)

浜松町とゆりかもめの竹芝の間にあり、昔講演を依頼されたアジュール竹芝の近くです。今や様変わりして、富裕層向けので商業施設に変貌しています。物販は殆どないのですが、高級ホテルのロビー並みの作りで、ゆったり感が半端な広がっています。暇な人のくつろぎの場所なのですが、棟はメズム東京オートグラフコレクションをメインにしたタワー館とJR東日本四季劇場を核にシアター棟に分かれ、アトレ竹芝としても2分しています。周りにはプラザ(芝生広場)、自由劇場、パーキングを配し、エリア全体をパワーアップしようとしているように見えますが、首都圏とはいえ、駅からら少し離れているのは、難ありでしょう。

 

2)サンシャインアルパ

池袋サンシャインシティの核になっているエリアで、3Fがレストラン街なのです。最近好調らしく、多くの人でにぎえっていました。これこそ立地とマーケテイングがあっているエリアでしょう。特殊な店もなく、オーソドックスなのです。

 

3)西武池袋本店

   リニューアル改装中で、地下の食品と上層階のレストラン、ヴィトン、下層階のコスメ程度がOPEN   している程度で、地下の食品の出入口にミセスのウェアのパイプが並んでいるのです。地方郊外百貨店  ではあるまいし、僅かの売上を取りたいだけで、これはないでしょう。

他にやりようはなかったのか?貪欲性は買えるが、見苦しくて残念です。

 

4)柏高島屋SC館(専門店館)

10,11FにBEARIKAと称して、9月に10Fにドトール、11FにCCC(蔦屋)のシェアラウンジを配しているのです。

都心では(ほとんど渋谷)休憩場所(喫茶店)が足りないのです。ここも同様で他のフロアは閑散としているのに、この喫茶店のみそこそこ入っているのです。ネーミングはBEARIKAと名付けて、読み方がビーアリカなのか、べアリカなのか聞いてみないと判らないレベルなのです。わざわざ別ネームを付けるよりも、ドトールやシェアラウンジの方が名前が通っているので、邪魔だけなのです。

確かにCCCは高島屋京都SCにシェアラウンジを出すために、高島屋と東神開発とジョイントベンチャー企業を作っており、その延長線でここも出しているのでしょうが?読み方を聞かないと判らないなら、カナでも表記すべきでしょう。

ゴディバがゴダイバ夫人の名前が由来であり、主流のゴディバに統一したために、初期から読み言葉をカタカナも併用にしているのを参考にし、聞かないでも最初から分かるようにすべきではないでしょうか?

格好良いだけで伝わらないのはNGでしょう。

5)ヒタチエ(日立)

元イトーヨカドー日立店後を改装してOPENさせた館です。駅から数分の好立地です。

本館はB1Fから5Fまでの6層で、1Fに無印、ミスタードーナツ、サーティワンがあり、2F~上層階は空床エリアも多く、別館3層には1~2Fがメディカルであり、3Fにシルバー人材が入っています。

2館体制は経費等も重く、本館のB1F~2Fの3層に物販をまとめ、3~5Fに別館の部分を吸収してまとめるべきでしょう。

よく市政が引き受けたものです。商売人が不在で、税金を自由に使えるからなのでしょう。

ヨーカドーが撤退も、本館の地下にはCOOP-DELIが入っており、COOPはマンションへの導入(持込販売)のみではなく、テナントとしても出店しているようです。北関東には20軒弱も。

本来ならイトーヨカドーが食品のみを残しての再導入(家賃を払って)もやるべきではないでしょうか?リコパのように。

*百貨店の売上は11月も好調ですが、インバウンド売上が30%増で、その他の売上が93%で推移しているのです、全体の10%強のインバウンド売上がどこまで支えてくれるのだろうか?この対策はどの百貨店もできていない。唯一元百貨店アパレルがその答えを出してくれている。百貨店では売れていないが、今までの百貨店中級品商材は、今や地方・郊外百貨店やFBやSCで売れ出している。これからどう取り込むのか、高額品の購買は停滞して、中級品の売上が主流になった時に、お客様は戻ってくれるのかが、大きな課題なのです。偏在は高額品へのシフトに寄っかかっていますが、

 

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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