生地 雅之

2018 03 Sep

三井アウトレットパーク北陸小矢部

先日久しぶりに北陸初のアウトレットの掲館を見てきました。

金沢からJR在来線(いしかわ鉄道)30分弱の石動(いするぎ)駅からバス10分程度にある観覧車が隣接しているアウトレットです。石動駅は回りに何もなく、駅横には建設中の建物があり、街の人に聞いたのですが商業施設ではないようです。

 

バスで到着したアウトレットの外観は米国の砂漠の中のアウトレットのような派手な配色の建物であり、まるで海老名の駅前のSCのように見えました。

ラグジュアリーブランドとコンサバブランドのバランスは、このエリアには適していると思われます。但し、やはり飲食比率は低くワンストップショッピングには適していません。

 

三井商業不動産には、ジャズドリーム長島のような完全郊外の場所や、掲館の駅から近くても不便な場所、ららぽーと湘南平塚も同様ですが、ただ、入間のように2層であることは正解でしょう。プレミアムアウトレットや三井アウトレットパークは順調に業績を伸ばしており、SCがこれから飽和状態と同質化等により伸びにくくなってくるので、この業態に期待があるのです。

 

SCもまだまだ伸び代はあるのですが、キーはECではなくローカライズとカスタマイズなのです。三井の&MALLやストライプ・デパートメントはECを立ち上げていますが、果たしてECモールの将来はどうなるのでしょうか?これもキーはすべて「お客様目線とプロの業」のセットが必要不可欠なのです。要は緒からすべてを取り込むとの考え方に問題があるのです。

 

話を戻して、掲館はバスの乗降口側に南口と西口があり、反対側には北口と3か所の入口があります。東口がなく正面玄関表示もありませんが、インフォメーションは西口を入って左側にありますので、ラグジュアリーブランドの多い西口がメインなのでしょう。導線も判り易く、見やすい構成です。問題はお客様の継続性をどう保つかが勝負でしょう。

 

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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