生地 雅之
雑誌や新聞のオンライン有料化
表題の件、中々妥当な有料化に向いていません。
今まで無料で流していたオンラインニュースを紙媒体が赤字に転落しているので、有料化したいという気持ちは判るのですが、今までのビジネスモデルが壊れてきたので、付け焼刃のように課金する事で上手く行くのでしょうか?
百貨店がコロナで店頭売上が苦戦しているので、急にEC化率1~2%のEC事業を強化といってもすぐにはままならないのと同様なのです。百貨店も他にも道が考えられるのですが、それは別途、
要はカスタマイズしないといけない(自社しかない)コンテンツなら読みたい人は有料化しても必要に迫られて購入されるのでしょうが、他社の同程度のニュースが無料化したままでは不可能です。コンテンツの差別化が出来ていない段階で、有料化は「至難の業」なのです。
これを踏まえて、紙媒体のコスト削減も広告料が部数での課金制であり、半分以上の書店からの返本も無駄であるのにやめられない(広告料で維持しているため)のです。返品を処分しても広告料の方がまだましなのです。ここの実態は百貨店アパレルと同様ですが、
このコンテンツの差別化は昔カタログ通販の書籍が無料(ニッセン等のカタログ)であったのですが、一部のカタログ雑誌は有料化でも書店に並んでいたのです。しかし、いつの間にか話題にもならなくなっているのです。要は他のフリーペーパーとの差別化が出来なかったのです。
オインラインニュースの有料化の方法は考えられるのですが、そこは個別対応として、
その案は「開けてびっくり玉手箱」なので、聞いてしまえば「なんだこんな事か?」なのです。自分で考えるか、知恵を買うしかないのです。どちらが早く上手く(経費との見合いも)行くか?
要は「当たり前のことを当たり前の様に実行できるか?」が問われているのです。
ビジネスには
1.ブレインワーク(知恵)
2.ネットワーク(顔)
3.フットワーク(足・実行力)
が必要と考えていますが、最終的には2の顔があれば可能なのです。
1は買えばよいし、3は社員を活用する(指導の方法もなければ買う)のです。
勿論どれも重要なのですが、どれか1つでも保持されている経営者はまだしも、3つとも無ければ?
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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