生地 雅之

2024 12 Aug

そよら成田ニュータウン+イオンモール成田

 

「そよら成田ニュータウン」

7月下旬に掲店に行ってきました。まずそよらは元ボンベルタ成田跡地をイオンりテールが自社メインのそよらに転換したものですが、元ボンベルタ(地方百貨店)の客も取り込みたいとボンベルタ通りを設けているのです。くくりが判りにくいので効果は出ていないようですが、

「二兎を追うものは」の例え通り、徹底してそよらで押すべきでは?

 

OPENして1週間立つのに、全館OPENしていなく、ANNEX館へ2Fから連絡通路があるとフロアガイド(紙も壁の地図も)に記載はあるものの未完成でした。販売員さんに聞くと、「他店から応援に来ているので、判らないとの回答で、現地(当店)の社員に聞いていただいたのですが、まだ閉鎖しているらしいのです。

 

2Fのドトール店(外からお客様も入れるので)を抜けては行けるとの事でした。コーヒーも飲まないのに他の店を通り抜ける図太い神経はなく、一旦外へ出て階段を上がったのですが、

百貨店では応援店員はまず売場に入る前にお客様に場所を聞かれる事が多く、 場所を覚えされられたものでしたが、GMSはそうではないようです。

 

店自体そよらの面積は大きく、5層で屋上は駐車場なのですが、ただ大きいのみで、何がどのような特長かわかりませんでした。また未OPENのお店(ワールドのNEXTDOORや、ONWARDのGREENSTOREやコーナン、マクドナルド、あそびのにわ、スターバックス、かっぱ寿司、バッグのグランサック等)も多く、未定の店まで数件あり、全容を見ないと良否の判断もしにくい状況でした。

 

そよらはある程度一定の大きさをベースに、他を徹底した場所貸しででも、広いから何でも並べるのではなく、一番効率の高いビジネスモデルでパターン化すべきではと思うのは小職のみでしょうか?大きいから何でも広げるのではなく、最小の面積・品種で最高の売上・利益を求めるのが経営なのですから、それに向かっていくべきでしょう。

 

最近イオンリテールが週刊ダイヤモンドに食品中心にサービス残業などがおおく、BLACK企業3位にランキングされていましたが、上記の店員さんに様に親切に走り回って聞きに行ってくれる人も多く、他店もそうですが、店のオペレーションの不備を店員さんが一生懸命フォローしている点などは一定の評価があってしかるべきです。店員さんは自分の不備ではないのですが、お客様に不便や迷惑を掛けないようにという配慮は素晴らしいものです。

 

「イオンモール成田」

上記同日に掲店へ行ってきました。イオンモールとイオンリテールは異なる企業(イオン傘下ではあるものの)企業ですので、戦略が異なるのですが、ボンベルタ(旧郊外百貨店)を改装するなら、多層階(少なくともここのように5層)なので、多層階運営ノウハウをもってすれば、これから地方郊外百貨店が撤退するあとの立地を生かしたビジネスが確保できるのです。

例えば京都や岡山、横浜等も活用すべきなのです。

 

ここは2層ですが、一般的なモールでコンパクトにショップを散りばめられています。特にフード・フォレスト(イオンのフードコート)は。

モールはららぽーとも含め、現在営業利益率も高く、安定しているように映りますが、テナントが売れ筋を持っていなくなればミニマムの家賃も払えなくなり、定額の家賃が下がっていくのです。これを見ると百貨店の消化ビジネスと変わりがないのです。

「利は元にあり」が商売の基本とすれば、やり方は変わっても、本筋は、

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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