生地 雅之

2019 16 Dec

ファボーレ富山

11月1日夕方に富山のファボーレに行ってきました。

富山駅から富山大和を通り過ぎ、バスで約35分程度の市街地にある2層の平和堂のSCです。

スクエアの字型でありながら、導線の取り方が酷く、同じ場所をぐるぐる回らせるものでした。

1FはAL-PLAZAのフードマーケットを核に隣になかだ書店、反対側にLOFT+無印+H&Mを踏まえ間にファッション+コト対応ショップを、2Fの奥にキッズワールド+TOHO-CINEMA+ユニクロ+DAISO等をレイアウトし、間のファッションショップをメインにしています。

 

特にこの2Fには、百貨店でいうところの婦人服と紳士服別のブランド平場(コーナー展開)を新しく括っています。

婦人服はラ・モア(平場カジュアルブランド集積でありクロコダイル・スイッチモーション、ゴールデンベア、エレメントシンプルライフ等)、クレモア(ブランドファッション)、ラ・フォーマル、レイクロード(ヤングファッション)、BC-ラボ(インナー)、ランジェリーヌbyBCラボ(ランジェリー)、

紳士服としては、グランセレクト(平場カジュアルブランド集積であり、VAN、HUSH-PUPPY、エレメントシンプルライフ、クロコダイルスポーツ等)、ザ・スーツ・ラボ、子供用品としてキッズフォレスト、それ以外に催事場所が構成されています。

 

今までのGMSの衣料品売場をGMSのくくりから外に出し、SHOPイメージではなく、平場扱いにしている点です。しかし、販売員がテナント側らしく、ブランドに壁がないだけで纏められているのです。

ブランドにも商品にも一工夫もなく、売場の見え方を変えたのみで、新しさも全く感じられません。売上が取れるか否かなら、取りにくいとしか言いようがありません。

このような施策でGMSの衣料品が再生できるほど生優しいものではありません。

根本的に自社・自店の顧客マーケティングが最優先され、すべてはそこから始まるのです。

 

ここの館の欠点は、導線以外に来客に対して、駅まで戻るバス停の位置がフロア図面に1か所表記されており、駐車場の入り口で交通整理していたガードマンらしき人にお聞きして

幹線道路の一番近い処に向かったのですが、最終バス17時は過ぎ去り、反対側まで約20分歩く羽目になったことです。シャトルバスは期間限定で動かしているようです。しかし幹線道路にはTAXIも1台も通らずに全くの「陸の孤島」であり、しばらくは安定した売上が確保できると思われます。

イオンモールやららぽーと等のフロアガイドとの差は歴然であり、もっと利用者のことを考えたガイド作成を望むものです。

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

 

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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