生地 雅之

2019 23 Dec

企業ニュースの伝え方

最近、特種的なニュースが少ないのか、マスコミへの企業の内部リーク的なニュースを取り上げるケースも多く見受けられます。

企業広報も正しく自社の意図を伝えているようには見えていません。活字になれば程度なのか?

 

最近では某百貨店の大型家電量販店の導入ですが、実際は百貨店層に合う高級家電の展開との事らしいですが、客層の違う家電客の取り込みとも伝わっており、これで新規客が食品を買ってくれて売上が伸びるとか、百貨店に合わないとかの不毛の議論も生んでいます。

 

百貨店業界が硬直化しており、新機軸を生み出さないと閉塞感からの脱却ができないとの事で、変化を求めているのは当然としても、変わる事が目的ではない筈です。企業の継続性の利益確保の為に変化をしようとしているのですから、手法が目的化にならないように、

 

本当の主旨は百貨店層のお客様に合う家電の展開とのようですが、企業のHOME=PAGEにも公表されず、憶測でのマスコミ拡販されているのです。もっと企業の意図を正確に伝えるべきではないでしょうか?横浜の某百貨店が小さい面積で展開している模倣に見えますが、

 

逆に今年の夏のギフト受注において、6月の受注で即出荷、7月上旬出荷、8月上旬出荷の3区分での出荷を間違ってすべて6月に即出荷したことが発覚し、マスコミにも取り上げられていたのですが、その企業はHOME-PAGEにも公表されていません。

 

発送依頼者と発送先のお客様への個別連絡を取り、お詫びして7月上旬や8月上旬の出荷分は同時期に再送することで処理(経費増大)を済ませたようですが、公表しないと次にその百貨店にギフトを依頼しようとしているお客様への影響は計り知れないと思われるのですが、

 

経営層には報告したようですが、そこで止まっているのか、経営層の忖度する取り巻きが止めており、悪い情報が経営層に伝わらない状態に陥っているのかは不明ですが、この危機管理状態には驚かされるのです。また、同業他社の談合問題で交流を閉鎖され、一般的な情報までが入らず、同じ事件が同業内で発生しています。限度があります。

 

再度になりますが、現在の世の中で、「要らないのは何か?」を考えて見ました。

  • 経営の出来ない経営者(代表権ある取締役)
  • 自分でできない事を部下に指示する経営者
  • 経営者の意思を部下に判るように噛み砕いて伝達・指示出来ないミドル(代表権のない取締役から部長まで)
  • ミドルからやり方を教わっても出来ない、アレンジしてでもやろうとしないボトム・スタッフ(部長未満)
  • 年上の部下を上手に使えない上司、年下の上司に上手に仕えない部下
  • 自分の出来る事は小さくても、BESTを尽くして達成しようとする姿勢が無く、できない言い訳を探す部下(阻害要因を見つけずに、「他人の芝は青い」と言っている人)
  • 見てわかる事を説明したり、ため口で話掛けてくる、後ろ手で接客する販売員
  • プロの販売員なのに、「売れ筋のフォロ―が利かないので予算が達成できない」とか、売場には商品が沢山あり、お客様のニーズは売れ筋ばかりではなく、お客様の異なるニーズを把握しようとしないで、売りにくい商品を売ろうとしない販売員
  • 企画担当者も生産担当者も、工場の方達も売れないと考えて商品は誰一人として作ってはいないのです。勿論販売員の皆さんも、売れなくても良いとは思っていないのです。

ではどうして行くべきか?

現在の企業で売上不振の原因をどう見るか?

他者(天候や気温、震災等)要因にするか?自者の要因とし、自分で出来る事を見つけ精度を高めるようにするかで、全く異なるのです。同じ商品展開でも売れている店や予算達成店は存在するのです=何故できないのか?

上記8項目以外にも多々あるとは思いますが、「あるある」と同調されても、その後自社は自分はと振り返ってみてください。果たして、答えは何処に?

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

 

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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