生地 雅之
イーアス春日井
9月中旬の日曜日に掲店に行ってきました。
前日(土曜日)大阪に入り、この日の翌日(月曜日)も大阪に戻り、結構なハードスケジュールでした。
アポイントが日曜日に入りにくく、間の日曜日に中京地区のリサーチを敢行したのです。
掲店は昔、西友の春日井西武で、その後LIVIN春日井になり、衣料品も300億円程度も売っていた西友仙台長町店とともに基幹店であったのですが、ある事件後(商品券問題)で百貨店協会に入っていない西友が西武店名を使えなくなり、LIVINに西友西武が店名変更を余儀なくされたのです。それでもラルフ・ローレンも撤退せずに百貨店然としていたのですが、ラルフも撤退しとうとう閉店したのです。
数年前にイーアス春日井に代わり、1Fに西友の食品が入っているのです。錦糸町PARCOの(過去のこのブログに記載)地下の西友食品のように。先週も記載の野村不動産同様、ダイワリアルティリアルティマネージメント(ダイワグループ)のデベロッパー事業の一環なのです。首都圏にはスーパーカスミで有名なイーアスつくば(茨城・研究学園=過去のこのブログに記載)、大した事はないイーアス高尾(八王子)等を出し、双日(元ニチメン+日商岩井)は凄く大きいモラージュ菖蒲(埼玉=過去のこのブログに記載)、大したことはないモラージュ柏(千葉)等も。その他東京建物が凄く大きいモレラ(岐阜=過去のこのブログに記載)等も。デべ事業には様々な企業が参入してきています。
小売業はローカライズ&カスタマイズしないと生き延びない業種なのですが、このデべ事業はローカライズできても、カスタマイズには程遠く、どこも同じ商材=場所貸なので)セントラル企業(店舗数が多いので、コスパの商品が作りやすい)のショップ・ブランドでないと生き残らないのが実態です。当然メーカーやSPAのナショナルブランドのみであり、実はこのエリアにしか必要がない必要品を必要量しか作れないので、カスタマイズには遠いのです。(自社・自店の販売実力に合わせた生産ができない=在庫過剰にて苦しむから)要は競合エリアでなければ、他地域と同じ商材でも、差別化も不要なのです。お客様は違った商材を好んで探しているばかりではないからなのです。
要はPBを必要量(自店の販売実力に合った量)を生産できれば、問題はないのですが、なかなかできなく、ショップのブランディング化に沿った企業の必要量でさえ、真面(まとも)にはPB化も出来ていないのです。GMSがPB展開していますが、真面(まとも)には開発(製造・配分・消化)できていなく、ビジネスモデルには程遠いのです。買い取りで残品を赤字を出して運用している点は返せるビジネス(消化・委託)の百貨店よりは(同等の利益率なので)まだましですが、手法が間違っていなければ儲かるのですが、
話を戻して、掲店は名古屋からJRで春日井駅に、そこからTAXIで10分弱にあるのですが、公共バスも本数が少なく、帰りもTAXIを呼びました。館はスクエアで1Fに記載の西友食品と無印、フードコート、2Fにはファッション系と大型電気店、3Fは半分が駐車場、残りがラウンドワン(スポッチャ)なのです。作りはスクエアで、イオン北花田に似ています。ここの運行バスはスポッチャが1時間の1本程度出しており、館としてのバスは当初あったらしいのですが、既に無くなっていました。
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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