生地 雅之

2024 22 Jan

脇が甘い

昨今、VPの著作権利用の承認漏れとか、ECのケーキ送付の不備等の問題も多発しており、

企業が伸びているのは外商が牽引しているのに、それ以外の自担当と勘違いした事象が多発しています。HPでも「詫び」も入りません。

 

著作権問題は経営TOPがすべて把握している訳ではないので管理ミス(チェック機能の不備)ですが、ケーキの輸送問題は約1週間後にHPにファジーなコメントを

出していました。過去のHPは自社に都合の良い事も悪い事も掲載していたのに、悪い事はもう。

 

各担当は脇を締めて自分の業務領域の完遂を望むものです。勿論経営者も経営者としてもですが、

ケーキ発送の不備につきましては、HPでは原因不明のコメントですが、

 

記者会見も同様のコメントでしたが、詳細説明は明確でした。イチゴの納期遅れにより、冷凍保存期間が通常2週間のところ20~25時間であったとの表現でした。原因がこれ以外もあるのかも判りませんが(記者会見では出ず)、コメントではこれ以外ないのです。

 

当日のTVのコメンテーターが「一度冷凍を20~25時間やれば明確に答えが出るだろう」と言われていましたが、その通りです。その後の結果を待っても遅くはなかったのでは?先には途中経過報告のみでも。

 

この店のTOPは迅速な報告を望む(忖度か?)ので、このような報告になったのでしょうが、ケースBYケース(臨機応変)の対応がトラブル処理には不可欠なのでしょう。

上記コメンテイターが「原因分析もできないでは、対策も打てない」のは当然です。

 

このメーカーは「おせち」も対応しており、このケーキのコメントに対し、それ以外の「おせち」のコメントなど不要で、本人は「2度はない」と言われるのですが、「間違いなくこれで取引はなくなる」のです。

このブログ記載で無理に残すかも?

 

過日某大手小売業(先日某百貨店を売却した)が、子会社のコンビニが休業日を作ったり、本部に逆らう動きをした際に10数店のコンビニにプレッシャーをかけ、切り捨てました。その店は契約解除され、1件は親会社に頭を下げ、残りは他のコンビニに鞍替えし、廃業されている店も、要は抗えないのです。

 

他の百貨店も同様の懸念があるのですが、同業協会のイニシアティブは公取に引っかかるとの事で、まるでないのです。過去の食品の消費期限偽装問題(いまだにやっている店も)やカシミヤ品質表示問題のように。

 

スタッフにも問題があるのですが、営業経験があろうがなかろうが、「攻めるスタッフに」なって預きたいものです。つまり、発生主義の絆創膏はり、ではなく起きる事を予測して事前にア硫黄策を持つスタッグになって預きたいものです。「やる前からできないと言わずに」

 

狭い業界なので、一社のミスを他社が起こさないように(他社は自社で気を付けるからと言わずに)

指導して預きたいものです。できる範囲で。即談合やインサイダーを疑われてできないという前に。

 

この店は先月の郊外店のMDの失敗(小職から見て)を記載し、最近の関西のお店は高評価したのです。小職は忖度なく、評価するところは評価し、駄目と思われる点はNGの評価をする姿勢(ブログ同様)なのです。

 

すべての小売業を応援したいので、苦言を呈しているのです。「社内で判かっている」と言われる事もあるでしょうが?判っているのなら、どこかにその片鱗が見えるものですから、

 

 

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

 

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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