生地 雅之

2024 29 Jan

報・連・相」が足りない

過去から各企業のTOP、ミドル(代表権のない取締役~部長以上)、スタッフ(部長未満)の方との業務が多いのですが、最近特に一部分の方とお話した内容が他の関係部署の方に連絡されていないケースが多く見られるのです。

 

面倒なのですが、業務が滞るので、すべての関係各位に説明をしているのです。

過去も多少がありましたが、昨今酷いのです。

すべて経営層の意識の問題なのです。

 

出来ていると考えている事に問題があるのです。「上意下達」の徹底こそ基本ではないのでしょうか?

 

経営が打率であり、ホームランや打点のように一度到達すると減らないものではなく、UP/DOWNするものなので、維持・向上させる意思がない限り下がるものなのです。

 

過去に業界紙に「当たり前の事を当たり前のようにできるように」との寄稿をした事があるのですが、その記事を読んだ大手小売業の親会社のNO2がお会いした時に、机に手を付いて「出来ていません」と詫びられた事がございます。

 

その方が小売業の盟主ではなく、一小売企業のNO2であるので、盟主のようなお言葉など不要なのですが、個人の意識は高い方でした。その後解任されましたが、このような方を辞めさせる企業に将来はあるのでしょうか?

 

前回にも記載しましたが、営業経験のないスタッフが仕事ができない訳ではないのですが、小売業の方は一度は販売を経験されている方も多いのです。

 

その経験を忘れずに、お客様の気持ちになって業務を遂行されれば、発生主義のスタッフでなく、予測を持っての「前向きなスタッフ」になれるのです。

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

 

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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