生地 雅之
首都圏話題の店・3
今秋冬OPENした掲店に行ってきました。
1,UA&SONS(渋谷PARCO3Fに7月18日単独店OPEN)
セレクトショップの原点に戻ろうとしているように見受けられました。昨年下期に訪店したのですが、他の衣料品専門店同様閑散としており、店が何を訴えたいのか一目瞭然ではないのです。
ここPARCO渋谷の良い所は吹き抜け以上は1層で繋がっており、どこから本館や新館等が判りにくく作られている点であり、これは素晴らしく、後述のニュウマン高輪の商業施設棟や東京大丸・G6(旧松坂屋)も同様なのです。これを渋谷西武のA館B館や神戸阪急の新館にも応用できればもっと楽に売上が取りやすいのでしょう。難しいのは道路を挟んで離れている伊勢丹新宿店とメンズ館や銀座三越新館(いまだに新館はどちらとの問い合わせも)、銀座松屋(事務棟を売り場にして)、阪急梅田本店とメンズ大阪も道路を封鎖しないとジョイント出来ないからなのです。
2.マークiイズ金町(元イトーヨーカドー跡地で、三菱地所が都内初の9月3日OPEN)マークイズ葛飾かなまち
1Fにヨークフーズ金町が入り、近隣の住民の食を抑えようとしている。よくやるGMS撤退の食だけテナントで入る手法です。そこら南行徳や、リコパ(IY)や錦糸町PARCO(楽天地が所有)の1Fに元西友だったので、食品のみ西友(食品がB1Fに)が入っている。このヨークフーズが駅前のロータリーの反対側にある東急ストアがこのままだと間違いなく勝てます。
理由は立地はこちらの方が便利なのですが、価格はヨークフーズの方が安いのです、ここは下町であり、マーケティングができていれば、イオン系(ヨーカドーよりは安いのですが)を入れるべきだったのですが、元ヨーカドー跡地でもあり、優先したのでしょう。東急は古いので、2Fにテナントを入れ、食品の価格も東急ブランドの位置付けが上なので、高いのです。古いからヨークフーズに流れるでしょうから、リニューアルしたり、立て替えして東急フードショー等を入れると勝てるのですが、何時やるかが勝負でしょう。
OPEN日の次の朝一(平日)に訪ずれたのですが、入館まで外の歩道に並ばせ、入るのに20分程度かかったのですが、入ったらガラガラなのです。三菱地所の関係者がOPENにこれだけ並ぶ事例がなく、応対に慣れていなかったようなのです。フロアガイドが紙で配布しているのですが、老若男女いらっしゃるので、紙は妥当なのですが、紙質が薄く2つ折りでは1枚と思うほどなのです。まさかフロアガイドとは思わず、手に取った方がすぐに返却した位なのです。それも内側にフロア図面が掲載され、3層なのに図が小さくテナントが番号表示であり、表面は表紙と裏面はイベントだらけで見難いものでした。
3.ニュウマンニュウマン高輪(JR東で新宿・横浜に次いで3軒目、いままでG6の後追いで失敗続きで今回はデべ をルミネに任せたようです=9月12日OPEN)OPEN次の日と最近も訪ずれたのです。綺麗で(新しいから当然)大きいですが、オフィス棟が未完成で、売り部分(約1/2)のみの完成でした。フロアガイドはあり、図面に番号ではなく店名入りはよくできているのですが、表紙を4種類変えたカタログがあり、帰りにゆっくり見たのですが、中身も裏表紙も一緒でした。意味不明です。
このニュウマン高輪のリンクピラー1の1Fの外付け(外から11時開店前から入れるようにできる店舗にマツキヨはともかく、拘りの和菓子店「シヅカ洋菓子店」や「マークス&ウェブ」等はここでなくても、ここにはマツキヨ層の食(モーニング等の喫茶店)が必要なのです。食物販やレストラン(27~28F)は急に高くなるのです。高輪ゲートウェイの北側(泉岳寺側)のサラリーマンのJR駅への通勤経路に必要な店舗は他にもあるのでは?低価格のテナントも自社が売れる場所を認知しているので。
テナントはラグジュアリーのみでもなく、マツキヨやラグタグ等もあり、結構幅広く狙ってるようです。15時頃は並ばずにすんなり入れました。意外と閑散としていましたが、やはり食も少なく、G6のコピーもどきです。小売業は走りながら修正できるので。今後ノウハウだけでは難しく、いずれ立地の良さでJRが売上も上回るでしょうが。
また、1FNORTHの外付けでグローバルリンクプレゼンティッドバイルミネと言うすべてシンガポールやジャカルタで話題のPOP-UP(9月12日~10月13日)もあり、入居するテナントの方が強く、OPENが間に合わないで遅れている空床部分を埋めるためにPOP-UPをやっているとのコメントもありましたが、工事中でもなく、そうではないようでした。POP-UPも衣料品だらけで、フレグランスと雑貨が少量あるのみで今には合っていないようでした。
4.コメ兵VINTAGE店(表参道)
表参道のMAX&COの横の道を少し入り、左側に掲店ができ、数か月です。ラグジュアリーブランドの買い取った商品を販売している店舗です。
5.K-BRAND・OFFのラ・ポルト青山店(買取専門店で表参道から青山通りを渋谷方面徒歩5分程度の右側に最近上記10よりも後に出来たお店です)
6.チルストリート(エアークロゼットが運営するブランドで表参道に8月29日に基幹店「第1号店」をOPENしたパジャ風カジュアルショップ)
ワークウェアスーツのショップ(24年にグランフロント大阪でPOP-UPしていた)と何が違うのか、紳士服のアオキパジャマスーツとの違いはビジネスではなく、カジュアルのみか?アダストリアに買われたTODAYS・SPECIALの過去のHOME・WEARと何が違うのか?汎用性を謡えば謡うほど商圏を縮めている。
7.アーダーエラー(韓国のブランドで日本初上陸・8月9日OPEN・原宿)
OPEN数日後の平日。見に行きましたが、夏のセール品ばかり(残暑厳しい時期で)で、また、表紙を4種類変えたカタログがあり、帰りにゆっくり見たのですが、中身も裏表紙も一緒でした。意味不明です。店員さんに聞いたら、9月10日頃に入荷するとの事でしたので、その後訪れたのですが、入店待ちに若い女性が数十人も列をなしていました。
韓国ブームを目の当たりにしたのです。
8.コンズ(東京ベースの新ブランドで9月6日原宿にOPEN)
掲店にはOPEN即と、最近も見てきたのですが、最近のセレクトショップは百貨店の高額購買に右に倣えで、高額の価格を付けて、見せ方もそれ風に変えてきています。品質はそのままで、素材や縫製はレベル低いままのセレクトのままで、通用するのでしょうか?掲店は店構えが面白く見てきたのです。
9.ブルーフロント芝浦(浜松町の東口の南側に9月1日にOPENしたの野村不動産の商業施設なのです)
都営線の大門から行ったのですが、浜松町をくぐって南側に行けばと思いくぐったのですが、右に曲がる道がなく汐留近くの高速道路まで行かないと曲がれないのです。そこを曲がってJR線側に戻ったのですが、大きなロスでした。
また、ファミマの衣料のみのトライアル店を見に行ったのですが、オフィスビル内にあるようで、レストランメインの商業施設の等までは行けてもオフィスビルは日曜日には入れませんでした。
コンビニだから大丈夫と考えていたのですが、最近は24時間365日営業ではないので、地域商圏に合わせた変化しているので、このような感覚のずれは起きるのでしょう。自身が地域密着と唱えながら、固定概念にさいなまされているのは自分自身だったのです。反省。戻りはJRだったので、即入れました。野村不動産なのにJRが便利だったのです。このビルは建設中(1月6日)に作業員が落下して死亡しているのです。このようなビルは往々にして1人や2人の死亡事故を伴っており、殆ど知られていないのです。
その後ファミマを平日見に行きましたが、売り場はオフィスビルの低層階(1~3F)の物販エリアの3Fであり、通常店舗の1/3との記載があったのですが、1/2にしか見えませんでした。パネルっぽい縦型の什器にデザイン(写真)面をメインに見せ、後ろ側にその商品が吊ってある程度で什器も開発したようなのですが、什器の素人か、衣料品が売れる什器でもなく、斬新さも見えない什器だったのです。
商品もタオルの今治等もあるもですが、緊急なら定価でもと考えているのか、高いのです。コンビニで衣料品を買う人は緊急必要なので、その人には適しているのでしょうが、今後コンビニでワンストップショッピングを目指す、衣料品を本格販売しようとするファミマの斬新さは感じられませんでした。
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。