生地 雅之

2019 02 Dec

香林坊大和

11月1日朝金沢の香林坊大和に行ってきました。流石石川県NO.1の百貨店です。売上は18年度で220億円弱であり、新潟伊勢丹の310億円強よりは少ないのですが、ブランドもそこそこ揃っているのです。

しかし、平日の朝なので入店客はまばらであり、B1Fの食品売場と8F の催事(東北祭り)のみある程度込み合っていました。

 

1Fのコスメから2~4Fの婦人服、5Fの紳士服と一般的な構成であり、紳士服はともかく婦人服売場はコスメで来られている20~30歳代のお客様を服への誘導を意識して、2Fにマッキントッシュフィロソフィー、フレイアイディー、キャスト、アダムエロペ、ジェラートピケ、ロペ、ロペマドモアゼル、アーバンリサーチ等を配置して、婦人客の若返りを図ろうとしている姿が見受けられました。奏功すると良いのですが、、

 

ウェア売場の構成はエスカレータサイドに椅子等を置かずに、2重環導線を取り、通路野両面に売場が見える配置は狭い1フロアでの多ブランドを見せる手法としても評価されます。

 

地方百貨店の将来は「いばらの道」ですが、まだまだ可能性もあります。

この地域での既存顧客に対し、このMDで良いのか?この面積で良いのかを考えると、

マーケティングし直し、半分くらいの面積で現在の売上が取れないのか?

この地域で百貨店層のお客様を取り切れているのか?その既存MDでどこまでその中での新規顧客を獲得できるのか?

そして初めて残りの半分くらいの面積で、MD変更によりターゲットの異なるお客様を獲得でrきないのか?を模索すべきなのです。

 

このエリアには百貨店層以外のお客様もたくさん住んでいらっしゃるし、働いてもいらっしゃるのです。香林坊大和で働いている人の何%が自店で生活のすべてを賄っていらっしゃるのでしょうか?その方以外の方はどのような生活をし、自店での購入以外の商品はどこで購入されていらっしゃるのでしょうか?そこにヒントがあるのです。

 

残りの面積をすべてFBやSCをと言っているのではないのですが、取れていないマーケティングはまだまだ存在すると思われるのです。

自社、自店の将来が描けていて、手を打っているのなら問題はないのですが、どの方向に向かっているのでしょうか?

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

 

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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