生地 雅之

2021 05 Dec

百貨店の再興6(完) 企業は人

良く言われている言葉なのですが、中々実践が難しいのです。後継者も中々育たないのが現実です。最近は幹部育成においても、TOPが「背中を見せて黙って見習え」では誰もついて来れないのです。そうであれば後継者育成も「夢のまた夢」なのです。

よって、人それぞれの個性を見出した育成方法を取るべきとTOPにも提言しだしているのです。何十人も後継者(幹部)は不在なのですから、人によっては赤絨毯、この人には青絨毯、別の人には黄絨毯のようは違った道筋での育成も重要なのです。自分がこうだったからこの人もこの道では現在は殆ど通用しないでしょう。現実はどんな道でも実力で上がってこいとは言いたいのですが、実際は?

また、このコロナのような非常時(今後も続くと宣わっている人もいらっしゃいますが=それは人それぞれのお考えで否定するものではありませんが、人は楽な方に流れていくのですから)には現場に精通した人にTOPを一旦原状回復までを委ね、回復してから戻す(最近の住宅のバックリースのような)方法も一考すべきではないでしょうか?(お家騒動どころか)そんな度量が現在の経営者にあるのかは甚だ疑問ですが、

どちらにせよ。企業を活性化するには、

1.適正な組織(指示・命令がストレートに現場に落ち、徹底実行出来うる組織構築)

2.的確な人材配置(上記1を運営出来うる人材)を適正なポジションに位置付ける

3.ガラス張りの評価制度(信賞必罰の徹底)

4.上記3の適正な運用(実力に応じたUP&DOWN=昇格・降格)

  但し、毎シーズン全員を同じスタートラインに戻す。(フラットな環境で、ハロー効果を捨ててみる)

この上記4の徹底で企業は結果を出せるのです。経営者は釦をおして経営結果を出すのです。

汗は出来るだけ掻かない方が良いのですが、汗を掻かないで結果が出ないなら、汗を掻いてでも結果を。
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現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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