生地 雅之
コロナでも好調な企業
最近の決算発表をみると好調な企業が多く見受けられます。ファーストリテイリング(FR)、良品計画(MUJI)、セブン&アイホールディングス、オンワード樫山等です。
様々な事情は内臓しているとして、外的要因(コロナ)は皆さん同様に被っているのです。
ファーストリテイリングは海外事業が好調であり、特に英米で過去失敗や異業種での失敗もクリアし、国内も戻しつつあり盤石です。ウィグル地区の問題も内臓はしていますが、ここも柳井氏の信念はブレていないのです。良品計画は黒字転換して、業績を戻しています。
この2社はブランド戦略については、MUJIが1枚も2枚も上なのですが、経営基盤はFRには勝ててはいないのです。ターゲットが違うからというのは言い訳で、両者のTOPはそのようなイクスキューズはしていないのです。
セブン&アイホールディングスも海外(特に米国)のコンビニエンスストア(CVS)が好調であり、
国内も十丁に復活しつつあるようですが、そごう・西武やイトーヨーカドーの食品以外はお荷物の様です。ここは食品のプロではNGで、衣料品や住居関連のプロに手伝って貰わないと
今後もずっと復活しないのです、経営者は優れていても、現場を運営・取り仕切る人材が不足なのです。
オンワード樫山は黒字化したと言っても、土地処分等もあり、安定復活とは言えない状況ですが、取り敢えず既存事業が持ち直している事は評価され、余りECやオーダーにのめりこまなければ大丈夫でしょう。三陽商会は方針が正しくても、赤字が縮小してきているとはいっても、まだ黒字転換までは届いていないのです。オンワード樫山とは実行力の差なのでしょう。
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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