生地 雅之
イオンモール広島府中+ジアウトレット広島
6月初旬に表題の広島の2店を見てきました。
A) イオンモール広島府中ソレイユ(最近ソレイユと呼んでいるのか?)
ここ数年リニューアルしたので、2018年以降見ていなかったので。
広島駅北口前のヒルトンホテルらしくないヒルトンホテル前からアウトレット行きのバスに乗ろうとしたのですが、広島府中から戻ってきたバスの2人連れのサラリーマンが、広島府中を見てきたらしく「酷い店で2度と行かない」とコメントしていました。そこからバスで10分程度)
しかし、広島エリアの中でも平均的な施設であり、他に大したモールもないのです。関東圏のイオンの平均的なモール並なのです。大きさではLECTも大きいのですが、蔦屋のT-SITEの導入の方法(18年度にこのブログに記載済=酷い)を見てもそう見劣りするものではないのです。恐らくそのサラリーマンにとっては自分の必要とする店がなかったのでしょう。
来月以降に記載予定のイオンモール豊川(最近OPEN)はイオンモールの乾坤一擲の店であり、今までの集大成のモールであり、過去のモールが大きく見劣りしてくるのです。(詳細は後日)しかし、商業施設は一度作ると10年は改装(基本的な構造変更は無理=テナントの入替程度)できないので、作る時こそ慎重にならざるを得ないのです。実際はやれてはいないが。
リニューアルは、コロナの影響もあり、食品物販やレストランを増設していくべきであり、それが意外と出来てはいないのです。過去の調査でのテナント数比率であれば、当時でも30%弱必要なのに、12~13%程度しかなく、アウトレットにおいては6%程度だったので、だからこそ当時からアウトレットは少しはレストランの多いモールとの併設を提言していたのです。
衣料品売場を減少させていることは当然なのですが、特殊な(特徴のある)専門店が消え、セントラルなチェーン店(べ―ックな)しか残っていないのです。(趨勢か?)代わりに事提案のようなゲーム等のエンタテイメントショップが増えてきています、本当にコト提案で売上が増えてくるのでしょうか?集客が増えても買うものがない状態にならないで預きたいものです。
B) ジアウトレット広島
前回は飛行機で広島空港からレンタカーで、掲店と郊外の商業施設を見てきて、広島駅で車を返し、このエリアを見てきたのですが、今回は上記2店(当初計画はこのアウトレット1店でしたが、上記府中のサラリーマンのコメントを聞いて急遽追加)なのです。イオンもアウトレットはモールに付け足した越谷レイクタウンが最初であり、本格的にはここが最初なのです。
この店以降に北九州小倉近辺に出し、モールとの併設は良いものの行政の意向を聞きすぎたのかゾーニングが最悪であり、最近できた湘南平塚はアウトレットだけであり、食は(生鮮で強化したもののレストランではなく)は強化できてはいませんが、コロナ前のアウトレットそのもので、まともなのです。広島ができた当時はベストであったのですが、どんどん劣化していくのです。
如何に時代に即応しての維持が難しいかなのです。難しいのは理解してもやらなければ埋没するだけなのです。少なくとも自社の「あるべき姿」を明確にした上で、他社の動向も勘案しながら良い点と悪い点を自社・他社とも見極め良い点を吸収しながら自社の悪い点を改善すべきなのです。問題はその視座(軸)を身に着けて預きたいものです。
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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