生地 雅之
SCテナントショップやGMSの品質とMD精度の劣化
小売業界は、昨年まで厳しい環境下に置かれ(今年も?)、業績が悪化している企業も多く出てきています、しかし、反対には儲かっている企業も多くあります。その差は何なのでしょうか?ずばり、経営者の力量の差なのです。
最近の店頭リサーチの中、1年前、2年前からのの定点観測が主なのですが、表記の件につきまして前年から今年に掛けて大きく劣化しています。素材品質のグレードや縫製のレベル、仕様の低下など、大きく落としています。
衣料品系の企業の利益が悪化してきているので、少しでも原価率を低下させて、利益を生もうとしているのが透けて見えています。店頭売上は現場も精一杯やっているので、これ以上無理は言えないトの事なのでしょうか?本当なのでしょうか?
まだまだ店頭売上の増加は可能なのです。今の商品のままでも売場構築を見直せば、多くの改善要素は見つかるのです。また、今この店に来店しているお客様のニーズにそのブランドの適正な商品を当てがう事と、販売実力に合わせた奥行きのセッティングでも、、
ブランドの商品企画を見直すのはその後でも、併行しながらでもやって行けば、先はより楽に売上が確保出来てくるのです。この見方が店頭から逆に企画元まで遡る方法なのですが、このことこそお客様目線を起点に変えている事と同義語なのです。
GMSも同様ですが、GMSの食品などは値上げが出来ない分、弁当でも内容量を落としたり、おにぎりの数を1個減らしたりして実質値上げを断行しているのです。衣料品はサイズを小さくしたりして着られない商品を供給できないので、素材のレベルや裏のデザインを省力化したり、縫製の工程を省いたりしているのです。勿論不要な部分は当然なのですが、、
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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