生地 雅之

2020 03 Feb

渋谷パルコ

掲店が昨年OPENしました。低層階にラグジュアリーを入れ、コトふんだんに散りばめた流石文化発信の最新基地のパルコなのです。業界通も絶賛され、このチャレンジはパルコでなければ出来ないと思われるくらいの素晴らしさなのです。

ビジネスから見ると逆に売上と利益は確保できるのでしょうか?定借であり当面は問題ないものと考えられますが、12月度も前年クリアしているのは、ひばりが丘と調布なのです。

 

前々回の11月1日OPENの渋谷スクランブルもそうですが、11月1日はラグジュアリーブランドが百貨店を見切った日ではないでしょうか?

勿論ラグジュアリーブランドがFBに展開してきたのです。しかし、ラグジュアリーブランドがFBで売上が取れるとは思っていないのですが、百貨店に安住していれば将来がないと判断し、直営店とNETに戻る前に、現在集客力のあるFBにTRYしてきたとしか思えないのです。

 

ラグジュアリーの客層とFBの客層が異なるので、売上は取れないのですが、実験しているだけなのでしょう。アマゾン・ゴーと同様にアマゾンもウォールマートも「自社顧客がクレジットカートを持てない客も多い」ことは認識していますので、実験しているだけに映ります。

余裕のある企業は、実際に確認しているだけなのです。

 

しいて言えるのはFB客でラグジュアリーブランドに手が出せるのは、ウェアまではお金がだせないので、一点豪華主義での雑貨(バッグ)のみなのです。

何故かと言えばウェアではブランドロゴが明確に表現されなく、バッグなら一目瞭然なのです。両館ともラグジュアリーの売上は?

 

パルコは今年になり、JFRが100%の子会社化にしました。これでJFRの不動産事業の一部と化し、大きな資金運営による新しいビジネスが広げられるでしょう。

ノウハウは大丸松坂屋よりもあり、営業利益率も百貨店より高いのですが、その力をJRFにも

適用しようとしているJFRは一歩進んでいると言っても過言ではないでしょう。

 

パルコの今後の課題は、錦糸町や上野、沖縄でも地域密着を実行しようとしているのですが、錦糸町の一部分を除いてはうまく行っているとは思えないのです。調布はそこそこです。

べたべたのひばりが丘パルコの地域密着型でも、店名はパルコになっているので、ショップブランド戦略を上手く運用し、ショップ(館)名に変更してでも本来のパルコのブランド価値を向上させるべきではないでしょうか?

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

 

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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