生地 雅之
春日部+久喜エリア
最近、っ掲エリアに行ってきました。
1, ららガーデン春日部
AENA(化粧品メインの雑貨)がOFF・PRICEショップを出したと聞いて、掲店は東武線春日部駅西口を出て5分程度にある商業施設なのです。駅前即のヨーカドーが閉店した事もあり、駅周辺ではメインになるべきなのですが、ヨーカドーが駅前立地を上手く活用できずに、閉店していない店は陸の孤島ばかりなのです。
通常OFF/PRICEショップと言うと、ラグジュアリー系のブランドがデッドストックの処分等で、安くなっていると思いきや、通常展開しているブランド(ロクシタン程度)が90%OFFまでになっているだけなのです。OUTLETで言えば、旧タカシマヤコスメティックスがディスカウントしているイメージだったのですが、とてもとてもワールドが最近ウェアで展開しだしている&ブリッジやラックラックのような宝物探しのイメージではありませんでした。店員さんに聞くと通常のプロパ-店もアウトレット店もこのオフプライス店も商品も価格も全く同じと宣わってました。店名を変えただけで売れるのか?
ウェアは二次流通も多くなり、2ndSTREETやMODE-OFF・HARD-OFF等も元気であり、新しい小売業態を作り上げていますが、化粧品はまだまだブランド力が強く、メーカーの価格規制も強いのか、中々価格維持できています。コスメ業界は中古品の口紅当たりを買い付け、削って新品同様に見せて安く売るケースもあり、デパコスを買えない中高生に人気となっている事もあります。
勿論ウェアのオフプライスショップも順調でもありませんが、出店が郊外でありそこに居住されている人のブランド認知人数では成り立たないのです。勿論メーカーの力で都市圏の出店も難しく、ニッチもサッチモ行かないのです。これでは名前だけのオフプライスショップでも仕方ないのでしょうが、経営として成り立つのでしょうか?デパコスに憧れる中高生が多くいるエリアならまだしも、叔母さんがメインできている商業施設(これからのFBやSCも)に単価ダウンした商材で維持できるのでしょうか?
館内近くの三越サテライトショップを覗いても、叔母さんばかりで日本の今後の消費構造がシニアになるのが見えている(当たり前の人口構造)のです。最近小売業がこのままでは自社も死んでしまうとの事で、ヤングシフトしてきている企業もあるのですが、それまで持てば良いのですが、果たして?現在があるから未来(将来)もあるのですから。実際にマーケティング(お客様)を見ないで、何を見ているのでしょうか?
三越のサテライトショップも、シニアが多いのですが、プロパー品は価格が判り易い所に値札があるのですが、ワゴンのセール品ともなるとハンカチでも開いてみないと価格札がみえないのです。初老の販売員さんに聞いてみて判るのです。ワゴンにはSALEとかの表示がないのです。接客が当たり前の百貨店とまだ考えているのでしょうか?この様な百貨店のサテライトショップでは、新三郷のららぽーとの京王百貨店もそうですが、お客様は百貨店の包装紙を「新宿・日本橋まで行かないでお持たせを買える」のを謳い文句にしているので、価格的には5000円程度以下の価格のものばかり展開しているのです。本来の百貨店ではもっと高顎なのものも取り揃えているのに、
2.巧大塚春日部本店
上記のららガーデンから東武線を越し。反対側の幹線道路沿いにある掲店ですが、常に閑散としています。入店すると目の前にある受付の係り員が飛んできて「今日は何の御用ですか?」と聞く始末です。受付横の2階以上に上がるエスカレータも反対側にある下り エスカレータもテープで塞がれており、両方とも動いておらず「乗るな!」の意思表示なのでしょう。
この企業は百貨店に店を出しており東武池袋本店と金沢の大和香林坊店(本店)の2軒のみなのです。過去には吉祥寺東急等にも出していたが、売れないし効率悪いので撤退したようです。この商品群で吉祥寺東急はないでしょう。マーケティングを含め、出店戦略が全くまともではないのです。いずれ崩壊するでしょうが。山田に買われ、追い出された娘さんの企業の方が延命するのでは。「商品・接客を大事に」の戦略は巧大塚の方が正解なのですが、経営出来ない父親の末路が見え隠れするのは小職だけでしょうか?
3.イオンモール春日部
上記巧大塚本店前からバスに乗り、20分強で掲店に到着します。掲店は3層であり、フードコートが2Fにある旧タイプの店なのです。旧タイプと言うのは故イオンモールの会長に「レストランは1Fに、フードコートは3Fに、」と提案してその後はその方向にイオンモールは進んでいたからなのです。理由は過去のこのブログに記載済みなので割愛させて預きますが、
4.イトーヨーカドー久喜店
東武線の久喜駅西口より徒歩10分程度にある陸の孤島のイトーヨーカドーなのです。上記理由で閉店していないのです。3層であり、2層で十分にやって行けそうです。
まずマーケティング失敗のFOUND・GOODの在庫の山(2Fのエスカサイドの雑貨・3F の壁面と中島にウェアの山がセールされており、価格は自前商品よりも安く、過去のGMSのハイ&ローのロークラスでした..
5,ARIO鷲宮
上記イトーヨーカドー近くの沿線道路のバス停(中央4丁目)から駅と反対側のARIO鷲宮までバスで10分程度です。2層であり、ガラガラです、
6.モラージュ菖蒲
上記アリオから元の駅方向のバス停(中央4丁目)に戻血、ハス路線の別のバス(モラージュ菖蒲への急行便)に乗り、25分程度で付くのです。駅まで戻っても同じ運賃ですが、中央4丁目での乗り換え時間がぴったりだったので。
郊外は陸の孤島が成功するのか、巨大な館なのに、老若男女が結構潤っていました。商社の双日が運営している商業施設なのですが、ここ以外は最近那須のガーデンアウトレットがまよもですが、モラージュ柏等はNGです。
現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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