生地 雅之
店頭リサーチ⑪
3月2日朝から夕方まで店頭リサーチをしました。小職の目線による下記の印象を纏めましたので、ご一読下さい。
125.エミオ所沢
所沢ステーションビルが大変身し、吹き抜けによる解放感のある商業施設です。字型は少し悪いのですが、駅が隣であり止むを得ないと思われます。
OPENから続々と来館し、老若男女で賑わっています。
流石西武鉄道です。前回の本川越のプリンスペぺとは大違いで、イオンリテ―ル同様何故既存店を放置して、新店のみに力が入るのでしょうか?既存店こそ既存のお客様が見えているのですから、改善策は難しくなく、新規店の方がどう転ぶか見え難いのです。
既存店の再生が出来ないのなら、新店の行く末も見えています。
また、新規OPENの為か、各店のサービスに不備が見られ、まとめ買いして商品を発送依頼しても「出来ません」とか、大手チェーン専門店でも断られる状態なのです。OPEN初日だから売りに徹してその様な業務は暫く受けていないのか、初日まで準備が間に合わなかったのかでしょうか?OPEN前に時間はあるのに、また多数店舗を出店しているので、漏れがあり準備が出来ていない筈はないと思いますので前者でしょうか?
OPEN初日だからこそいろんなお客様が来られるので、新規顧客会員を獲得するとか、この店のファン作りのチャンスの時期なのです。勿体ないです。
126.西武所沢店
駅前で細いとはいえ屋根のついている連絡通路も繋がり、好立地の百貨店なのですが、他のターミナルと同様閑散としています。食品売場や催事売場はまだましですが、他のフロアは、、
前回のリサーチの様に百貨店の上層階は閑散としており、集客に大きな課題を残しています。百貨店の地方店の活性化案はこのブログや弊社HOME-PAGEや業界紙にも幾度も提言していますので、今回は割愛しますが、、
127.川口そごう
上記西武所沢店と同様ですが、ペデトリアンデッキはあるのですが、雨には打たれます。
また、食品売場や催事売場までも閑散状態なのです。後述のアリオ川口よりも圧倒的に好立地なのですが、鎖国しているセブン&アイグループならこんなものでしょう。
自前主義で他からの情報を認めず「自社で出来ないのは他社でも出来ない」ので、自社で出来ない事は諦めるしかないと見えます。PBのLIMITED-EDIIONを中止するのも、他の力を借りることにより再生できるのに自前で出来ないのは誰でも出来ないとの判断に見えるのです。
過去に他力でやって失敗しているので、疑心暗鬼になっているのではないでしょうか?問題は他力でできるのですが、「出来る他力か出来ない他力を見極める目線」が自社にないのです。大手丸投げではなく、大まかな構想(VISION)を自社で立て、それを実現できうる他力を選ぶべきなのです。要は経営者がそこまで目を入れていない事に尽きるのです。残念です。
128.アリオ川口
駅前から徒歩約10分であり、小ぶりなSCです。この地域には適度な大きさです。
駅からの近道は整備されていない裏道が便利なのですが。夜は暗く危ない感じです。行政とともに街頭などを増やし安全にする事も必要と思われます。
是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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