生地 雅之

2018 26 Mar

縁側の犬から学ぶ

小売業界は、昨年まで厳しい環境下に置かれ(今年も?)、業績が悪化している企業も多く出てきています、しかし、反対には儲かっている企業も多くあります。その差は何なのでしょうか?ずばり、経営者の力量の差なのです。

 

昔話か、ご主人が縁側でビールを飲みながら、枝豆を食べていました。その枝豆の皮を縁側で飼っている犬に投げて食べさせていました。ある日ご主人が枝豆に中身の豆を落としてしまいました。当然犬はその豆を食べ驚いたのです。こんなに美味しいものがあるのかと思い、それからご主人の枝豆の皮には一切目もくれなかったとの事です。

 

何が言いたいのかと言うと、人間もそうなのですが良い生活レベルになると下げたくはないので、収入が低下、他の興味が出来たモノにお金を使おうとすると、それまでの生活の質を落とさず同じグレードのモノを安く求めるか、数量を減らす方向に向かうのです。

もう一つは、お客様は欲しいものを知らなければ、購入されないと言う事なのです。

つまり、商品もそうですが、お店を知らなければ来店もされないと言う事なのです。

 

よって、お客様の欲しいものを作って提供するという言葉の前に、お客様に欲しいと感じて頂く事が必要なのです。

マーケティングデータは沢山確保できているのですが、○○○○アナリティクスでさえデータの質も低いのですが、それでも解析し予測できれば十分に効果的に活用できるのです。

まずは、自社顧客に何をすべきなのか?顕在需要へのアクションなのか、潜在需要の掘り起こしなのか、その両方なのかが重要なのです。

 

自社がお客様に何をすべきかが固定されれば、データの解析方法は変わります。

これが決まっていないので、データを沢山持っていても適切な解析ができなく、ビジネスマーケットを前にして、手が出せていないのか、手を出しても失敗しているのです。

 

欧米企業のZARAやADIDASの営業利益率の高さを見ても一目瞭然なのです。マーケットが違うとかお客が違うとかのコメントを出すような経営者及び、経営層であればとても不可能なのです。出来ると思って、阻害要因を見つけ、粛々と潰して行く以外に道はないのです。

立場が違うので提案できないと考えているなら、AIに仕事を取られざるを得ないのではないでしょうか?

 

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

弊社へのご連絡は、HOME-PAGEのお問合わせより、お願いします。

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