生地 雅之

2023 05 Jun

広報のママのマスメディア


最近、マスメディアも企業広報の受け売り記事が氾濫しています。一般週刊経済紙のT紙などは最近話題の小売業売却のニュースでさえ、深読みどころかほとんど広報発表のママの記載の様です。独自性のある角度の取材(読み)など期待するものでもありません。

企業広報の責任者はその企業の部長級までが多く、取締役でもなく取締役会にも出席できない地位なのです。勿論執行役員はいらっしゃるのですが、基本取締役会に出席できるメンバーでもないので、企業の本音を知る筈はないのです。

この広報担当者は企業の裏話を知っている訳でもなく、株価が落ちない様にも配慮されているのです。このような発表等は企業の提灯持ちの域を出ておらず、鵜呑みにすることは間違った判断にも繫がるのです。自社にとって不利になるような事は一般的には公表しないから。

企業広報は特に経営がまともと思える企業は出来てから発表されている事が多いのですが、まだ出来てもいなく向きをその方向にシフトしただけで、方針発表として宣うのです。出来ない企業程、「発表は華々しく、手仕舞いはこそっと」になるのです。

また、マスメディアも後追い取材をしていなく、華々しいデビュー案件のその後の実態(成否等)の発表はしないのです。したとしても成否の目標(計画値)についてではなく、前年の2倍程度達成している事でも、角度を変えると言葉の綾でいくらでも飾れるのです

確かに、広報の発表以外の本音や自紙(自誌)の予測編集記事を記載すると、その後「出入禁止」の様な不都合な事が発生し、継続取材が(綺麗事だけでも)出来ない事も起こりうるので、慎重にならざるを得ない状況である事は否めない事実なのです。

しかし、メディアとしてはいかがなものか、憶測記事はともかく予測記事も書けないメディアなどはディリーで企業広報(HPの発表等)を読み取れば、取材している側の経験値からでも今後の予測記事は読み取れる筈なので、そのキャリアは十分に持ち合わされているのです。

特に番記者と言われるような担当者であればなおさらなのです。過去にも某大手百貨店のTOP交代事件の際にリークされた大手経済新聞の番記者が(辞める=首になった)の一言しか聞いていないので、次の日の推測記事は大きく見誤り、ほぼ誤報のような状態であったのです。

その数日後TOP交代が正式に決定し、その前日TOPからリークされた内容は微入り細入りの内容で、次の日の記事はほぼ正確に掲載されたものでした。ベテランの番記者でもまともな実態把握ができていなく、ごyぷ機器の域からも出ていないようなのです。全員とは言いませんが、残念至極なのです。要はキャリアだけではないのです。

小職は顔から滲み出る表情から真実を読み取り、本音を推測しているのです。勿論メールや文面等も後に残るのです。過去に口頭でオフレコとした話がテープに取られリークされた事が原因で、小職はリモートもリアルインタビューも基本NG(録音禁止)なのです。

ご本人は建前論で本音をお話になっている事ではないのですが、聞く側が常に「それは事実か?」として.裏(事実)を読み取る姿勢であれば、見えない事実が見えてくるものなのです。勿論、有効な視座・視点が重要であることに間違いはないのですが、

一般週刊経済紙Dの某氏は、営業が取ってきた広告の得意先を滅多切りされる事で「出禁」になることも多く、問題もあるのですが、編集の意思(プライド)は、自分なりにお持ちなのでしょう。他に雑誌ですが「家電批評」と言う雑誌があり、「買ってはいけない家電ワースト3」のメーカーの品番迄明記された記事を書いている雑誌が存在する事も事実なのです。。

月刊誌でも業界紙でも同様の域を出ていなく、「よいしょ記事」のオンパレードです。社説でのみ抵抗されている場合もありますが、特に低迷している業界へは、常に良い事は良い、悪い事は悪いとの「ご意見番」の姿勢を保って頂きたいものです。

勿論、雑誌発刊も営利事業であり、利益が無ければ存続も危ういのですが、如何にも御用聞き的な内容やTOPに忖度した記事やブログのランキング等も不自然さを感じるのは小職だけなのでしょうか?このブログでさえもそうした見方が必要ではないでしょうか?

小職が毎土曜日朝に定例で流していますPUN(PICK-UP-NEWS)は経済界の期になるニュースに対する小職の考え方のコメントのみを発信しているのです。(隔週の予定がほぼ毎週の状況ですが

ここ数年2度ほど、通常のメルマガと同様に勘違いされてスルーされる事を鑑み、必要な方のみ「必要」と確認メールを預いての継続送信ですが、この内容は常に本音コメントから大きく離脱していない内容でもあり、このブログと共に、誹謗中傷ではない「直球」のコメントです。

登録者数が多いので、コメントを頂いても都度返信できませんし、しません。勿論、このブログにもトラックバックも受け付けてはいません。お問い合わせは別途。(自分の立位置や名前等を明かさないのは?)

(現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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