生地 雅之

2023 11 Dec

今月の店頭リサーチ・上

12月初旬に下記イオンの小型店のお店に行ってきました。

1.そよら古川橋

大阪京橋から京阪電車で、10分強の古川橋駅のロータリーの反対側にできたそよらなのです。そよらはイオンのメインはイオンスタイルであり、イオンスタイルとその他のイオンの違いなどhs一般の人が見ても区別がつかないのです。ここは食品主体の商業施設で一部の店は衣料品や住居関連商品も扱い、その他テナントで100均のダイソーやメガネのアイガン等も

またそこらというネーミングもあり、最初はイオンの本部社員も意味が判らず、言われるままに使っていたようです。後で判明したのはそこらは運営が野村不動産であり、イオンはメインの食品も入れていない店(日吉等)も存在しているのです、

 

掲店は駅側から入るとフードコート(ふるえきキッチン)があり、その奥に食品売場(FROZEN=冷凍食品もそこそこ)なのです。フードコート等には地域の名前があり、このメーミングは地域密着でOKです。理由は地元顧客狙いだからで、小職のように他エリアから来る人がメインではなく、地元顧客にリピータになってもらうことがメインなので、良いと思われるのです。

要は小売業はローカライズ&カスタマイズしないと生きのびないので、これこそローカライズなのです。

 

2,そよら東岸和田

掲店はJR天王寺駅から阪和線で和歌山方面に10数分の場所で、日根野の手前の駅なのです。岸和田と聞くと和歌山の手前で遠く感じるのですが、意外と近いのです。駅から海側に出て和歌山方面に徒歩5分程度の商業施設ですが、居ぬきのエリアなのか昔のアウトレットのようです。日本で初めてできたアウトレット(埼玉ふじみ野のイズムや、日本で初めてできたSCの神奈川マイカル本牧のように、建物が数か所に分かれ、雨の日の移動には傘が必要な作りであり、設計者が雨に少ない米国の砂漠に建てたような作りなのです。

 

駅側からスターバックス、大型電気店、GU+ユニクロ、ワークマン、JINS(眼鏡)等が2層での並びなのです。雨の日に傘が必要な館は来店も難しいのです。唯一成功しているのは伊勢丹

新宿メンズ館であり、ここは本館の地下の食品より地下通路があり、上層階の連絡通路など殆ど人通りがないのです。1Fはわずか幅5m程度の道路があり、傘もあるのですが、

他店では西武渋谷のA館B館や神戸阪急(元神戸そごう)の新館等も歴然とわかります。

 

3,ふらり京橋

大阪JR環状線や学研都市線の京橋駅近くの元イオン跡地に、イベントスペースのような仮施設ができています。テント等での出店が並び、フードコートのみ建物であり、次の開発までの仮施設のテーマパークのようです。今までのイオンからすれば、カニ張りするのであり、他に渡す位なら自前になると思われるのですが、

 

駅(JR+京阪+地下鉄)側からは見えず、1本裏道なのです。まるで自由が丘のA・ONE(アオーネ=小職の過去のブログ参照)の立地のようで、いずれイオンが開発すると予測できるのです。

全く中途半端なできであり、これからどう変えるか?小売業は生き物であり、現在が最終ではないので、どう変化させるのか期待が寄せられます。現在の来館者も奥様達の物見遊山がメインで変化させると思われます。

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。弊社へのご連絡は、HOME-PAGEのお問合わせより、お願いします。

 

 

2023.12.18