生地 雅之

2024 29 Apr

脇が甘い・2

本年1月22日付のこのブログに「脇が甘い」とケーキ事件の警鐘を鳴らしたばかりなのに、同店は今回もやらかしたのです、1000万円強の商品を移転寺中に盗難にあったのです。保険は掛けてあるとかは問題ではなく、自分の商品と考えていないかの如く、消化美おじネスに安閑としているように映るのです、そうは考えていないとは思うのですが、結果がすべてなのです。「お客様目線」意識高い営業経験者によるスタッフが必要と唱えたばかりなのに、

 

要は「攻めのスタッフ」が必要不可欠なのです。経営層にはともかく現場スタッフは特にお客様の立場になって、親身に対応できるスタッフを教育する必要があるのです、発生主義ではなく、このような事象が起きる事を想定しての対策の準備が必要なのです。銀座三越で昨年末に起きたマスク事件しかり、同様の事(小職が聞いた話では、該当者に入店時に目印のリボンを渡すをこの盗難にあった店もやっているのですが、本人の確認を得ずに黙って送付したと聞いているのです)。これが真実なら配慮に欠ける事象です。

 

古くは名古屋老舗店舗で高額な貴金属の盗難もあり、最近では銀座のブティックで同様な事件もあり、業界では日常的に起きていると言われてのいるのです。要は「リスクのないところに利益はない」との意識が業界の社員全体に蔓延していると言っても過言ではないでしょう。自社・自店は違うという前に一度は足元を見直して預きたいものです。勿論、泥棒する犯人が悪いのは当然ですが、起こりえる可能性をし奥底しての未然に防ぐ手立ても重要と唱えているのです。「起きる前に起こさせない」なのです。

 

過去に「友の会カード」の暗証番号を付けるように各業界に提言したこともあるのですが、要はカードを落としたら、その店内で使用されたら全額使われるのです。昔は商品券(現金同様)だったので、記名や暗証番号もなかったのですが、数年前からカードに金額をチャージし、そこから商品を購入するので、一般的なカード同様なのです。カードに切り替わる時に、何故誰もその事を想定されなかったのでしょうか?既にグループで預かっているお金であり、なくなっても自社の損失にはならないからなのか、そうは考えていないでしょうが、一時が万事です。

 

このように「業界の常識は非常識」であり、上記リスク問題とは異なりますが、百貨店ECでは会員登録しないと商品を発送しな等はまかり通っています。リアルでは現金比率は20%程度もあり、現金客に名前・住所・生年月日等を記入頂くようにすれば、0に等しく獲得できないことは明白なのです。要はECでは経営層からの指示で名簿を獲得するよう二との事ですが、

 

小職は過去から提言していますように、ECは売上が欲しいのか名簿が欲しいのかの優先順位が間違っているのです。これも過去から提言していますように、小売業は購買履歴を取得して今後の品揃え等に活かすとか明言されていても、ハウスカードやクレジットカードで取得してデータでさえ、真面な解析・対策ができていな(宝の持ち腐れ)なのです。

 

この事象を某大手百貨店(EC売上TOPの)の某部長が上申したら、上司は「経営者がやれといっているので、黙ってやれ」との回答だったと聞じんいています。真偽のほどは定かではないのですが、これも売上と名簿の優先順位を取り違えている経営層の課題でもあるのです。

勿論「餅は餅屋」ではあるのですが、その道にたけた専門家の治験は真実か否かなのです。

「任せるか否か」は人間性しか判断できないと考えます。人を見抜く目もないと経営者とは?

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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