生地 雅之

2023 10 Jul

閑散とした激戦区=倉敷

6月初旬に山陽道のリサーチの最後に倉敷に寄ってきました。過去にはアウトレットができたときに立ち寄ったのですが、最近はアリオ倉敷や駅から少し外れたところにできたイオンモール倉敷ができ、商業施設の激戦状態なのです。

A)    倉敷天満屋商業施設の
岡山が本店の百貨店ですが、近隣に多くの支店を出店しています。広島、アルパーク等なのです。この倉敷店は駅前にあるのですが、閑散としているのです。外観も内装も綺麗な造りであり、外国人の観光客狙いか、倉敷美観地区の延長のように映りました。岡山の本店は過去にはエスカレータ前の床のタイルが破損していても修理しない(変えても売上が変わらないとのTOPの意向で)方針で、お客様は商品(物)を買いに来られるのでとの考え方でしたが、

B)    阿知テラス
駅南口から徒歩5分程度のところに、美観地区のような平屋のお店が並び、拘りの食のお店が連なっており、それは素晴らし眺めなのです。夜遅く朝早いのとお酒を飲まないので立ち寄りはしなかったのですが、それなりのお店群なのです。やはり外国人相手なのでしょうか?

C)    ARIO倉敷
過去にはMOP(三井アウトレットパーク倉敷)しかなかったのに、できていたのはMOPが維持できなくテナントとしてARIOに貸したようです。中には天満屋のお店もあり、ARIOからのまた貸しかのように映ります。現在のARIOの力であれば、また貸しなのでしょう。このARIO倉敷と後ろのMOPの間に公園と広場があるのですが、ここはFAMILYが楽しめる場所としては有効でしょう。

D)    三井アウトレットパーク倉敷
そこそこのお店が入っているのに閑散としており、このエリアはやはり観光地なのでしょう。よって、駅よりのエリアをARIOに貸したように映ります。
やはり、日本のアウトレットは雨に少ない米国のように1層ではなく、多層階にして雨にも対応、SCのような内向き対応にしないと、維持できにくいのではないのでしょうか?

E)イオンモール倉敷
MOPの駅の反対側の後ろから徒歩で行けると見ていましたがとても遠いので、一旦駅まで戻りイオン行きの路線バスに乗りました。バスで大周りするにせよ6分かかるのです。イオンモールはどこも同じでコメントはありません。後日記載の最近OPENしたイオンモール豊川は別ですが、駅よりのARIOやMOPが大したことはないので、イオンが出店したのでしょうが、駅からの利便性を伴えば十分勝機は見いだせると思われるのです。

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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