生地 雅之

2023 18 Sep

ららぽーと門真+MOP大阪門真

9月初旬に掲店に訪れてきました。
この時期でも、近隣の人が初めて訪れて来られて、賑わっているのです。

ここ最近三井不動産がチャレンジしている館の一つであり、過去はららぽーと東京ベイに日百貨店のアクセサリー平場をまねた展開をし、その後ららぽーと湘南平塚ではサーフィン系の平場(3S=SHONAN-SEASIDE-STREET)を構成し、今はなくABC-MARTのGRAND-STAGEに代わっています。

最近はMOP木更津にコンセプトショップをOPENさせ、以前にはMOP横浜ベイマリーナでラグジュアリーや有名SPORTS-BRANDを後ろにVOLUME-BRAND等を前面に出し、通常のアウトレットの展開とは異なるチャレンジをしています。
結果はほとんどうまくは回っていないのですが、やってみないと判らない事の挑戦はそれなりに素晴らしいものです。

ここは1つの館で3層であり、2Fにアウトレットを入れたサンドイッチ的な展開なのです。
いつも記載の様に、アウトレットの客層は百貨店客が買えなくなって来た時に、グレード(生活の質)を下げる事はほとんどしないので、アウトレットで型落ちの商品を安く買うか、百貨店で買う数を減らすのです。

逆にSCはいままでFB(ルミネやPARCO等)で買っていた可処分所得(百貨店客ほどではないが)のあるシングルの女性(またはダブルインカムノーキッズ)が(公共機関=電車やバスを使っている)駅立地使っていた方が結婚して子供ができると1BOX-CARで駐車料金をきにしないで1日楽しめる(?)SCに来られているので、アウトレットの客層とは異なるのです。

果たして同じ館で今後やっていけるのでしょうか?ましてアウトレットは2階といった展開で、まだイオンの九州の様に別棟ならまだしも、イオンアウトレット九州はそれでもレイアウトに苦慮していますが、(過去のブログ参照)

立地は京阪門真市駅(各停のみ)やモノレール門真から徒歩8分の場所にあり、駅前ではないので不便ですが、他に商業施設がない(駅前にしがないイズミヤがある程度)ので、しばらくは独り勝ちでしょう。万博公園にあるEXPO-CITY(駅から近くに見えても徒歩10分程度)よりも数段レベルが高いのですが、

館内の1Fは一般的なSCであり、両サイドにシネマ、ユニクロ&GU、H&M、反対側にライフのセントラルスクエア、無印があり、3Fにはナムコ、ヤマダ、赤ちゃん本舗、フードコートを配し、一般的です。

2Fのアウトレットも、VOLUME-BRANDがなく、ラグジュアリーと有名スポーツブランドに徹しています。少なくとも構成やレイアウトには不備が見当たりません。前述の同館展開と違いが客層の違いがどう出るかの勝負でしょう。

唯一難点は4FにPLAY- LANDを作り、LOGOSに丸投げですので、南町田の東急のグランベリーパークのような迫力のある大人も子供も楽しめるスペースには見えません。イオンに対抗しているのなら、ヨーカドーのTOYLO-PARKを切り出しても、持ってくるべきでしょう。イオンが今後NONIWAを展開しだすので、どうなるのか?

素晴らしい点は1Fの食であり、ライフのセントラルスクエアはともかく、特に黒門市場の出来は秀逸で、イートインの多さは時代に対応できています。要はアウトレット区画面積が少ないので必要部分が明確に絞りこめている点は評価に値します。(「大きい事は良い事だ」でななく)、ららぽーと横浜等のフードコートの対応とは大違いです。過去のブログの「とんでもないフードコート」参照。

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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