生地 雅之

2022 16 Feb

年始リサーチ⑲

毎年恒例の新春の店頭リサーチが始まっています。既に2月ですので年始ではなのですが、毎年同時期にレポートしていますので、右下のアーカイブを紐解いてください。

130.ARIO亀有
3連休の最後の日、雪が降るとの予報が雨になって降っていたのですが、駅からの道はそう混んでいないのです。車で来られているのか、核店舗のイトーヨーカドーはがらがらなのに、専門店は結構混雑していました。

131.亀有リリコ(イトーヨーカドー亀有店)
ここは過去にも記載の通り、亀有に駅前に立地しているLILICOの核店舗なのです。2Fにニトリがあり、イトーヨーカド―は食品と日用品のみで、1Fでも全フロアではなく、一部地元の専門店も入っているのです。上記のようにそれよりも遠いARIOの混雑ぶりを見ると早晩閉店しそうですが、この店は過去のそごうのように他の同業者に抑えられるよりも自前でと残しているのでしょうが、ARIOを建てる前にここをARIOにすべきだったのでしょう。様々な障害で実行されなかったは思われますが、長い目で見ると失策なのでしょう。

132.松戸アトレ
駅までの通路としてしか利用されていないのか、何時もがらがらなのです、上層階を見ると一目瞭然なのです。今回はバレンタインなのでチョコ売場はそれなりに混雑していましたが、

133.キテミテマツド
元伊勢丹松戸店跡ですが、リニューアルOPEN後からがらがらでしたが、今も同様です。過去から1フロア以上空白でしたが、今回もまだ1フロア空白のままです。地下には肉で人気の食品スーパーの「ロピア」が入っています。

「ロピア」も流石に売場が明るく見やすいのですが、上層階に人気が無く、来店されていませんので、今一つの入りでした。前回も地下のロピアから1Fに昇るエスカレータが見つからなく、エレベータで1Fまで戻ったのでした。
今回もまだ表示もなく判りにくかったのですが、意地でも見つけました。要は下りエスカレータ横にあったのですが、囲いをして見えなくしているようでした。このように不便をお客様にしいている店は今後も振るわないでしょう。食品売場でお買い物をされたら、重いので早く帰りたいのでしょうから、また一元客を相手にしていないのならなおさら新規客も取れないでしょう。

館の入口の上にサイネージや光る「KITEMITEMATSUDO」と看板表示をしても根本的なリーシングができていなければ、今後も難しいでしょう。どこかの基本ができていない企画会社に一任し、「安物買いの銭失い」状態のように映ります。
一日も早くまともなリーシングが可能なデベロッパー運営出来るプロパティーマネージメント企業に依頼すべきでしょう。

134.松戸PLARE(イトーヨーカド―松戸店)
松戸駅東口即(改札口からペデストリアンデッキで繫がっています)にあるSCで、イトーヨーカドーが核店舗ですが、何時も同様がらがらでした。
松戸市の再開発は駅東口からと聞いていますが、まだまだ手つかず状態です。よって、西口の上記キテミテマツドはこのままなら死んでしまうでしょう。
JR東(JRE)が駅の改修工事に入っていますが、こちらの方が期待できそうです。

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。
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