生地 雅之

2024 21 Oct

ラゾーナ川崎のエシカル・マーケット

9月下旬にラゾーナ川崎でエシカル・マーケットと名付けたマーケット(イベントでした)をやっていたので見に行ってきました。

 

エシカルとは倫理的・道徳的という意味を称している英語ですが、商品的には「勿体ない」という風に解釈されているケースも多いのです。

ラゾーナ川崎がどう捉えているかは不明ですが、

 

お客様はどう解釈しているかは人それぞれなのですが、先日の繊維業界紙でのアンケートではSDGsの商品では5%程度iならば購入するとの回答だったのです。しかし、本当にそうでしょうか?お客様は価格が同じなら機能がついている方を選ぶ人がお多いでしょうが?

 

過去のISO9001やISO140001の時もそうでしたが、前職で、欧米では取得すると工場など受注が入るが取得していないと全く受注が入らないと言われて、米国ブランドをライセンス展開していた会社では、取得したものの全く日本ではそのような状況にはならなかったのです。

 

日本人の意識が低いのか、余裕がないのかは不明ですが、小売業とはマーケットに合わせたビジネスを対応することが基本ですが、マーケットが成熟していない状況での取り込みは妥当ではないのです。

 

話を戻して、ラゾーナ川崎のエシカル・マーケットとは、テナントのデッドストック処分とB品(汚れや傷物等・本来メーカーが売っていいのか?)の60~80%OFFでの販売(在庫処分・捨てるよりは僅かでも換金を)であったのです。

 

出店テナント数も少なく、お客様は(それ以外の理由か?結構見に来ていたのですが、売れているようには見えなく、日ごろ衣料品を購入されないご主人等が安いと判断(勘違いされて)購入されていたのが印象的でした。

 

某シャツアパレルなどはシャツは着用済みでは購入されないので、古着ビジネスにはなりにくいから、新品のB品(よごれや傷物等)をほぼ定価や40%OFF程度での価格で販売されており、上記のようなお客様が購入されていました。

 

古着を期待して見に行ったのですが、小職は古着を着用した事はないのですが、ビジネスとして広がってきていますので。

「勿体ない」精神は過去から受け継がれてきているのですが、(過去には伊藤忠がブランド化しようとしていましたが)日本人はSDGsという言葉に影響され.、新しいものに捉えてすぐに飛びつくのですが、本来日本人が持つ精神の一つでもあるのです。

 

米国で好調のオフプライス・ストアは日本の地方・郊外ではブランド認知度が低い(知った人が少なくビジネスにはなりにくい)ので、日本市場では広がりにくいとは思いますが、

 

このようなネーミングでのイベントは小職のような興味ある人は一度は見に行っても、継続的ビジネスにはなりにくいのではと思われます。

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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