生地 雅之

2024 14 Oct

エミテラス所沢

先日表題の店(OPEN翌日)に行ってきました。

西武線所沢駅のペデストリアンデッキで繋がっている西武所沢店(ワルツ)の2Fを通ろ抜け、その後ろにできた西武の商業施設なのです。駅ビルもグランエミオ(西武系)であり、ここには百貨店は不要の場所なのです。

 

OPEN2日目なので、殆どの人は表題に店を見に来る人たちであり、西武は通り抜けに使用されていて、駅ビルにグランエミオでさえ、お客様は閑散としていました。OPEN景気が落ち着くと、グランエミオにお客様は戻ると思われますが、

 

エミオテラスは2Fがメインであり、1Fに食品スーパーのサミットが陣取り、周りに北野エース、北辰等があり、奥にフードホールを配しているのです。その他駐車場(各フロアにも)を含め、1700台、一部ファッション(ニコ&等)も。

 

3Fはボリュームショップ(ハニーズ、オリヒカ、ワークマン女子等)のショップと子供服ショップが並び、他にノジマ電気、スポーツデポ、ジュンク堂書店等を中心に並んでいます。

 

一応2Fがメインであり、大型のユニクロ、H&M、ACTUS、ドットエスティやアニエスべー、ラコステ、リーバイス、ニューバランス、ジャーナルスタンダード、チャオパニックTYPY等も。

 

ワールドのデッサンもグレディブリリアントもそうですが、立ち上がり時のブランドは個性が感じられたのですが、売れない時間を経過し、今や個性(特徴)のない顔になっていました。

 

企業は売れないと継続できないので、売れるための変化は否めないのですが、個性のないブランドに見えて(ブランドつまり名を隠すと他社の売れ筋同様であり、一人もブランド名を言い当てないのではないかと思われる状況はいかがなものか?

 

アダストリアは「ドットエスティ」のような1企業複合型ショップを強化している風潮が見られますが、おなじ企業で展開しているブランドのコーディネイト提案(ワールドのアウトレットのNEXTDOORしかり)はブランド企画生産している側が推奨するのはいかがなものか?

 

どうせ他の組み合わせは他社商品に取られるくらいなら自社ブランドでの発想にしか見えず、自ブランドで全部コーディネイトできない企画(1人のお客様がそのブランドの全品番の中からコーディネイトを選べない提案)こそ、見直す必要を感じるのですが、

 

企画そのものがこの人にはこれ、あの人にはそれとばらばらになっていたり、この商品が単品として良いから発表(生産)するような考えなのか(売れれば何でもOKなら、同一ブランドではなくターゲット毎の名前が必要なのでは?)

 

4Fはシネマやナムコ等、それ以外にレストランが並んでいますが、「ソラクモダイニング」と称し、フードコートのような作りで1Fとの差別化が不明なのです。レストランの違い程度か?

 

メインテナントを2Fに配してはいますが、このエリアの商圏を見ると3Fに方が安定すると思われます。特に館の特徴はなく、OPEN時に空床地区が少なく、過日の相鉄沿線のゆめが丘の「ソラトス」以降減少してきているようなので、今後の商業施設のOPENは揃っていることが期待できます。

 

ここは上記記載の様に駅ビルと重なり、落ち着いたらお客様はより近い駅ビル(グランエミオ)に落ち着くものと考えられますが、唯一食の強化と子供をメインに家族連れを意識し、母子が平日1日遊べるとの想定だけが期待できるでしょう。

 

最後に、フロアガイドを作っているのですが、最後のページの字は大きく見やすいのですが、フロア図面のショップ名の小さい字(字も薄い)はどのような考えで作られているのでしょうか?エリアの中に番号ではなく、ショップ名を記載している点は評価できますが?

 

現在は自社・自店がこれからどうあるべきか、それに向かって現状からどう進むべきかを構築する必要に迫られてきています。経済環境は間違いなく変化の兆しが見えています。どう変わるのかは別として、その中での自社・自店は何をすべきかが問われているのです。

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

弊社へのご連絡は、HOME-PAGEのお問合わせより、お願いします。