生地 雅之

2018 19 Feb

店頭リサーチ⑨

2月8日昼前と9日午後から店頭リサーチをしました。小職の目線による下記の印象を纏めましたので、ご一読下さい。

 

119.コルトンプラザ市川

ニッケ工場跡であったこの館も陸の孤島で、総武線本八幡から徒歩かバス、車での館です。

地型が悪いのは初期から当然であり、雨の日の外側のレストランは苦しい営業です。

ダイエーが核店舗であり、最近のリニューアルではこちら側にそこそこ集客力のあるセントラルな店舗を誘致しており、買い回りを狭めて効率を求めてきているように見えます。

無印やGLOBALWORK、RIGHT-ON、東館にABC-MART、ORIHICA,等です。

 

120.三井アウトレットパーク多摩南大沢

京王線の南大沢駅前にある2つに分断されたアウトレットであり、メインの方は2層で屋根もついており、ある程度作りは良いのですが、奥の増床部分には階段のある中二階の作りで不便です。

 

お店はそこそこのグレード感もあり、このエリアのお客様のレベルと合っているようです。

また、反対側の館のファッションはGAP程度であり、PET等の物販でないお店が中心で、閑散としており、勿体ないです。モノとコトのバランスが必要。

 

京王線駅前の好立地であり、その先にはマンションが多くあります。駅からの帰り道であり、ゾーニング等が悪くても独占状態なのです。手を加えなくても、、反対側にしっかりした商業施設でもできれば別でしょうが、、

 

121.イトーヨーカドー南大沢店

駅の改札口正面のお店で、好立地であり賑わってでいました。やはり商業施設は立地です。

これからはSCもGMSも郊外や地方駅前のみでなく、ターミナル立地での出店が増加してくるでしょう。家賃は高くても、立地を活かしての高収益ビジネスモデルを構築すべきでしょう。

 

122.アリオ橋本

OPEN当時は入口の看板がARIO(貼り文字)よりもITOYOKADO(浮き文字)を使い、どちらが館名か核店舗かわからない状況でしたが、今はセブンアンドアイもモール事業に力を入れ始め、館内のショップリレーションも少しずつ良化させていますが、JRや京王線の駅から徒歩5分程度であり、雨の日は当然、晴れている日の夕方でも閑散としていました。

 

また、セブンアンドアイは、館の入口側にGMS(IY)を核店舗にし、奥に有名テナントを並べており、自社グループを優先しています。イオンとは逆ですが、、しかし、食品メインのお客様は入口のIYで購入されたら、即帰られており、奥までの導入は難しいのです。この日も夕方5時過ぎでもイトーヨーカドーの食品売場でさえガラガラでした。

 

駅からこの館の間に学校があり、広大な敷地を確保しているのですが。駅側の約20%程度に校舎やグラウンドがあり、使用しているのです。残りは森林や池の跡地のような荒れた状態で放置されています。ここに大型商業集積ができればARIO橋本は運営が難しくなるでしょう。

学校法人の為、敷地の売却等に問題があるのであればそう簡単には進まないでしょうが、、

 

123.MEWE(橋本)

橋本駅は北側がメインであったようで、こちらに市街地があります。駅からのペデトリアンデッキにつながり、小さな館があります。お客様もファミリー層から上のミセスやシニアも多く、買い物難民にとっては適した館で、カルチュアも強化され、駅から便利なのでお年寄りも多く、上のレストランなども夕食にお年寄りご夫婦でそれなりに来られていました。百貨店でなくても、、

 

124.イオン橋本

店の作りはそこそこなのですが、入口の2Fを除く売場における商品の乱雑さは目に余るものであり、お客様も近隣のお年寄りも多く、前述のMEWEに取られています。

立地は抜群なので、もう少しイオンリテールも既存店に力を注ぐべきではないでしょうか?

ここをデイリーユースにして、反対側の学校用地をイオンモールのアウトレットにでもすれば、

三井でもアウトレットパークにすれば、、過日の海老名同様にエリア再生に向かうでしょう。

 

是非とも、健全なる企業経営に向けて、早急に改善・改革される事を祈念致します。

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