さすが大手コンサルティングファームの管理職ともなると、まったくのファシリ要らずで、あっという間に一日のプログラムが終了した。

　コンサルティング業界は熾烈な拡大競争の最中にあり、プロパーのみならず中途入社組の急増に対応するための人材育成方針の転換と実施が
喫緊の課題となっている。ある程度育った人材が入ってくるはずだし、入った人材は独力で学び成長していくものだという旧来のパラダイムは通用しなくなったという。

　特に事業会社から来た人々は、いきなりカルチャーギャップという大きな壁に直面して戸惑ってしまうと。声はでかいし、放っておいても勝手に議論するし、議論が盛り上がったら時間が来ようが講師が話し始めようが、知ったことではない。平穏無事な村から出てみたら、そこは一面の荒野で、なおかつ鼻息荒いバッファローが縦横に走り回っていたのでは農耕民族は腰を抜かすであろう。

　ミッションは、脱落者を出すことなく最短期間での一人前化を果たすとともにリテンションも両立させなければならないという高度なものだ。業界柄、一人前以上に大きくなった人材は流動化してしまうリスクは高く、問題視しているという。

　とはいえ、教育担当の方の極めて高い問題意識と、なによりも爆進力満載の皆さんなので、来年の3月までには確信をともなった解に到達しているだろう。

　加護野ゼミの後輩の方もいらっしゃって、奥様が石井ゼミだったそうで、他にも神大出身の方がいて、爽やかな土曜出勤だった。

　空けて日曜日は、今シーズン四回目の天候によるゴルフ断念。夕方から近畿地方はえらいことになりそうだが、はるか沖合には早や25号が…。次の日曜のゴルフもアウトか？？？