マサ 佐藤

2018 05 Oct

昔の店の照明のお話

★気づきを意識するようになったきっかけ

常々このブログでは、MDは”気づく力”が大事。そしてその気づいた問題点を改善する”スピード”が大事と綴ってきました。

おそらく今も私は、このブログの読者の皆さんよりも、”気づく”ことが圧倒的に早いと思います。(自慢ですいませんm(__)m)これは、持って生まれた才能ではなく、反復練習で養われたものです。

では、何故”気づく”ことを意識し始めたのかというと?それは私の販売員時代の経験によるものです。

その話を以下簡単に今回はさせて頂きます。

 

★昔の店舗照明はLEDではなかった...。_| ̄|○

私が販売員の仕事に従事していた1990年代後半から2000年初頭の頃の店舗の照明は今のようにLEDではありませんでした。よって、電球の寿命はLEDよりもずっと短く、店舗の照明がポツポツの切れていく。それが日常でした。

店舗で下っ端の私は、照明を交換する担当でありましたが、当時は照明が切れていることに気づかず、よく当時の店長に怒られていました。

毎日出勤時に天井を見上げて確認しても、いつの間にか切れる照明に気づかない。そして店長に怒られる。という。繰り返しの日々でしたが、ある日突然、照明が切れていることをすぐに気づけるようになりました。

それは何故か??というと。

★視点を変えたら照明が切れる瞬間を気づけるようになった。

天井を見上げるのではなく、陳列されている商品を見るように視点を変えたことがきっかけでした。

 

店舗の照明は基本。陳列された商品が「お客様にとってより良く見えるように」配置されているということが目的です。であるにも関わらず、照明は天井にあるから天井を見上げるのが当たり前で信じ込んでいた、自分自身に非があることに気づいたからです。

そのことに気づいてから、私は接客するのはヘタクソでしたが、誰よりも照明が切れているのを気づくのは早くなりました。

そして、物事は目的から考えること。間違いに”気づく”には、同じ方向ばかりから物事を見るのではなく、視点を変えることで見えなかった本質に気づける!と。考えるようになりました。

 

★現場から学んだ。

この業界は、さもすると、耳障りの良い言葉や上っ面だけのテクノロジー論等を、「船に乗り遅れるな~!!」とばかりに鵜呑みする傾向にありますし、私も実際そのような光景を多く目にしてきました。


 

人いう生き物は、自分たちが間違いない手段・手法と信じ込んでしまった傾向を疑わないようになります。

それでは自分たちの組織に非や間違いがあったときに、その非に永遠に気づけなくなります。そして、そのことでそのような組織は衰退の一途を辿ります。

 

しかしながら、常に自分たちの組織の手段や手法を疑って、視点を変える訓練を常日頃からしておけば、冒頭の照明の話のように自分たちの組織の非や間違いに気づくことができるようになります。

私は販売の現場でそのことを学びました。EC全盛?と言われる時代でも販売の現場から学べることは数多くあります。

こんなご時世だからこそ、給料を多く貰っている人ほど今一度販売の現場から学ぶ姿勢が必要なのではないでしょうか?

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この度はブログをご覧頂きありがとうございます。次回もどうぞよろしくお願い致します。