数年前、服飾系専門学校の学生アンケートで「好きなブランド」「よく行くお店」第一位がユニクロになったとき、決して少なくはない数のファッション業界関係者たちが衝撃を受けていました。そのとき衝撃を受けていた人たちに、今日紹介する記事の感想を聞いてみたいですね。

9月4日の繊研新聞紙面に、同社が服飾系専門学校の学生を対象に行った『ファッション意識調査』に関する記事が掲載されていました。調査によると

【尊敬するファッション業界人】
１位　ローラ　（昨年３位）
２位　川久保玲（昨年５位）
３位　渡辺直美（昨年５位）
４位　山本耀司（昨年２位）
５位　秋元梢　（昨年７位）

という結果になったそうです（昨年の調査で一位だったアナ・ウィンターは１０位）。

画像：ローラの公式インスタグラムより（https://www.instagram.com/rolaofficial/?hl=ja）

▼ 服飾系専門学校生の意識調査　尊敬する業界人1位はローラさん
https://senken.co.jp/posts/survey-for-fashionschool-200904

記事にもあるように

> モデルやタレントで順位を上げた人が目立つのが今回の特徴。
> インスタグラムでの人気やテレビでの活躍を見て、より身近に感じる存在に憧れる学生が増えている

という傾向が如実にあらわれています。
同じ調査において、81％の学生が「ファッション商品の購入やスタイリングの参考にする媒体、情報源」として「インスタグラム」と回答しているように、インスタグラムをはじめとするSNSの影響力は我々が意識している以上に大きいものになっているのです。あと数年したら、モデルやタレントではなく、純粋の（生粋の）インフルエンサーたちが「憧れの存在」としてランクインしてくるかもしれませんね。