千金楽 健司
2018
31
Oct
お届けするのは「孫」!?アメリカで話題のサービス
月額30ドルのプレミアム会員になるとお気に入りの「孫」を指定できるようになる(MJ紙面より)
先週金曜日の日経MJを読んで「ここまできたか!」と驚いてしました。今回紹介するのはアメリカのサービス「PaPa」。一人暮らしのシニアを対象としたサービスで、現在フロリダ州で提供されているそうです。来年中にはさらに5つの州に拡大予定とのこと。
「孫を届ける」といっても、派遣されるのは地元の大学生。それも選考通過率4%という非常に狭き門を通過した学生たちが「孫」として派遣されるという仕組みだそうです。「孫」たちが提供するのは、家事の手伝いや病院への送迎、そして話し相手など、多岐にわたります。実際サービス内容は限定されていないそう(ただし、介護行為は提供サービス外)。
正直、最初は「そんなのアリ?」と感じましたが、テクノロジーが進化し、AIを搭載したロボットたちが活躍の場を広げる反面、こうした「人」じゃなければできないサービスというものも、今後ますます必要になってくるのかもしれないと思えてきました。同時に、「人と人」という極めてアナログなサービスであっても、その裏には最新のデジタルテクノロジーが活用されている(テクノロジーがこういったオンデマンドサービスを実現している)んだなぁとなんだか感慨深くなってしまいました。