千金楽 健司
AIを「使う・使いこなす」時代へ
前回の記事以降、意識してChatGPTを使ってみています。ほぼ正解!という回答が出るときもあるし、いかにも正解っぽい(けれど実は間違っている)という回答が出るときもあります。2023年1月時点でChatGPTの月間アクティブユーザー数は1億人を達成、1日当たりのユニークユーザー数も1,300万人を超えているそうですから、ChatGPTはどんどん進化をしていくんでしょうね。
そんなChatGPTブームの中、ついにGoogleも対話型のAIサービスをリリースしました。
▼ GoogleがChatGPTのライバルとなる会話型AI「Bard」を発表
現時点では一部の限られた人たち向けに公開されているだけですが、近いうちにフルリリースされるそうです。ChatGPTとBard両方に同じ質問をしてどんな答えがくるのか…少しワクワクしますね。
昨年頃から、ChatGPTやBardのような対話型・会話型AI以外にも様々なAIサービスが一般向けにもリリースされるようになりました。AIピカソのように、アプリで気軽に画像生成できるAIは人気を集めています。最近ではプレゼン動画を生成できるAI(Quinvio AI)サービスもあるんだとか!ここ数年「来るぞ、来るぞ」と言われ続けていたAIの波・脅威が一気に押し寄せてきたというのが正直な印象です。AIサービスが当たり前、AIサービスが前提の時代になりますね。
間違いなくこれからは、「AI」を「便利なツール」としてどう使うか(使いこなせるかどうか)によって、大きな差が出てくるでしょう。また、ChatGPTにも有料版がでたように、AIサービスにどれだけ課金できるかによって新しい格差(AI格差?)も生まれると感じています。仕事はもちろん、教育面での格差はより広がっていくのではないでしょうか。
残念なことに、日本ではいまだに新しい技術・サービスは「よくわからないから使わない」という風潮・傾向が根強いです。この風潮はインターネットの黎明期にも広く蔓延していました(いまも続いている業界・企業もあるかもしれませんね)。
いまのAIサービス、メタバース、NFTは「2000年頃のインターネット」と同じです。この変化にしっかりと対応していかなければならないと痛感しています。