千金楽 健司

2020 01 Jan

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

昨年も業界内外の多くの方々に支えられ、業務を順調に拡大することができました。このページをご覧頂いている皆様、いつもお世話になっている皆様にとって、2020年が幸多い一年となりますよう、心からお祈り申し上げます。

2019年10月24日、100年以上の歴史をもつ老舗百貨店・ノードストロームが満を持して出店したNY旗艦店のオープニング・セレモニーを現地で体験してきました。ノードストロームは老舗企業であるにもかかわらず、常に変化・対応を続け、今から10年以上も前に「オムニチャネル宣言」を行う等、デジタルテクノロジーへの投資も積極的に行っている企業です。今回、NY旗艦店と同社の新業態であるノードストロームローカルを訪問し、大きな衝撃を受けました。「自分たちのお客様に最高の体験をしていただく」ためにデジタルテクノロジーを最大限に活用している同社の姿をみて、我々がやるべきことはまだまだ山積みだと再確認する機会を得ることができました。

「平成」から「令和」へと元号が改まり、新たな時代がスタートしました。デジタルテクノロジーの進化による「行動」の変化とルールの変更による「制度」の変化。今後、企業のファンダメンタルズは「デジタル」と「サスティナビリティ」になる…まさに“これまで通り”が一切通用しない、激動・淘汰の時代が本格的にはじまったのです。

なぜ「サスティナビリティ」が重要なのか。それはただ単に“流行っているから”ではありません。消費者=社会全体が、いま企業に求めている・期待していることが「サスティナビリティ」であると同時に、「サスティナビリティ」こそが未来の社会にとって最善の施策・方法だから真剣に取り組まなければならないのです。これまでファッション企業は商品企画やコーディネート力、価格訴求などで業界の成長を支えてきました。しかし、これからは「サスティナビリティ」によって発展をしていかなければなりません。そう考えることで、我々ファッション産業の新たなステージを自分たちの手で作ることができると確信しています。

今年アパレルウェブは21期目をむかえます。

激動の時代を生き残るために、我々自身も大きく変化・進化していかなければなりません。スタートから4年目をむかえるAILの拡大、“Global Step Project”による海外進出サポートの強化等の他、新たなデータベースビジネスも立ち上げる予定です。「アパレルウェブの強み・武器は一体何なのか」真剣に悩み、考え、アパレルウェブでなければ提供できない、唯一無二の価値を作っていかなければならないと思っています。

当社はこれからもスタッフ一同全力で業務に取り組んで参ります。本年も引き続き何卒よろしくお願いいたします。