2022年1月にフランスで施行された衣類廃棄禁止法を知っていますか？
これは、企業が売れ残った新品の衣類を焼却や埋め立てによって廃棄することを禁止、リサイクルや寄付によっての処理が義務づけられた法律です。違反した場合は、最大15,000ユーロ（約190万円）の罰金が科せられます。
この法律を追う形で、2025年には、ECでも売れ残りの服・靴の廃棄を禁止とする法案を施行されることになっています。※250名程度の中小企業は2029年に対応。50名以下の零細事業者は適用対象外。

この流れは確実に世界中に広がっていくでしょう。
サステナブルへの取り組みが不可欠である以上、止まることはないと思っています。

そんな中、フランスではファストファッションをより規制する法案が出され、法制化されることになるようです。

France’s fast fashion tax on track to becoming law
https://www.just-style.com/news/frances-fast-fashion-tax-on-track-to-becoming-law/

SHEIN対策ともいわれているこの法案。
法案が成立すれば、ファストファッションを購入するたびに5ユーロ(約800円)の手数料がかかることになるそうです（現在、この法案は下院で可決、上院での承認待ちの状態）。衣類廃棄禁止法同様、この法案がEU全体にひろがる可能性もありますよね。

イギリスの高嶋さんによれば、SHEINはイギリスやフランス等ヨーロッパ各地で積極的にポップアップイベントを開催しており、どの会場でも行列ができるほどの支持（若者中心）を集めているそうです。ロンドンでのIPOも検討しているそうですが、どうなることやら。