千金楽 健司
2024
24
May
ロケット便の時代がはじまる?!アリババグループの野望
急速な発展を続けている中国の民間宇宙産業。
(昨年、中国の民間企業は合計13回の商業用ロケット打ち上げを実施し、一回を除きすべてを成功させています。)
そんな中、3月31日に中国のネットで「アリババがロケットを使って、世界どこでも1時間以内配送」というSNSの記事が投稿されたとのこと。最初はエイプリルフールのネタだろうと笑い話になっていたそうですが、その翌日(4月1日)、アリババグループが同社公式Weiboアカウントで重要なお知らせを発表しました。本件は偽情報でもなく、エイプリルフールのネタでもない、本気の取り組みと発表しました。
愚人节不开玩笑,淘宝联合民企打造火箭“快递员”
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1795137164530640936&wfr=spider&for=pc
当社は、すでに中国の民間宇宙輸送サービス会社「北京箭元科技有限责任公司」と提携し、グループ傘下のモールやタオバオで注文した商品を
・再生可能ロケットを使い
・一時間以内で
世界中に配送する計画を立てているんだとか!SHEIN、TEMUに代表される中国越境ECが「生き残る」「より成長する」ためには“物流”が何よりも重要だということでしょう。
今年中には飛行実験を実施予定ということなので、航空便ならぬロケット便が登場する日も近いかもしれませんね。
ちなみに…同社の試算では「3~5年後には一般利用が可能になる」そうですよ。