千金楽 健司
“コンタクトレス”時代はじまる? Amazon の「Dash Cart」
日本以上にコロナによるパニックが拡大しているアメリカ。
人との接触をできるだけ避け、より安全に商品やサービスを提供する非接触=コンタクトレスのサービスが注目を集めています。
日本でも広がりつつあるZOOM等を使ったWEB接客、ロボットやドローンによる商品の配送等もそうしたサービスの一種ですよね。
先日、Amazon はロサンゼルスの郊外にオープンさせる新店に、「Dash Cart」というカートを試験導入すると発表しました。
▼小売店の「レジなし」化を推し進める、アマゾンの「Dash Cart」
https://forbesjapan.com/articles/detail/35998/1/1/1
>「アマゾン・ダッシュカート(Amazon Dash Cart)」と名づけられたこのカートは、センサーとカメラ、コンピュータービジョン(コンピューターによる視覚情報処理)アルゴリズムによって、中に入れられた商品を自動で識別するスマートショッピングカートだ。代金は店舗を出る際に、アマゾンのアカウントとひもづけられたクレジットカードに請求されるため、客はレジの列に並ばずにすむ。
> (中略)
> ダッシュカートは、アマゾン・ゴーの技術の一部を小型化して使い勝手のよいものにしたものとも言える。ダッシュカートがあればこれ1台で客の購買の追跡やスキャンができ、アマゾン・ゴーのように店舗全体にカメラやセンサー、スキャナーを設置する必要はない。
AmazonGoは確かに便利なのですが、あれだけの設備を店舗にそろえるのは現実的に難しい(費用対効果があわない)と感じていました。そういった懸念を払拭する「Dash Cart」という新サービス。将来的には自社の店舗以外に外販していく予定(プラットフォームで儲ける)というのも、Amazonらしい“あざとさ”です。「Dash Cart」にも、消費者を自社のサービスでしっかりと(360度)囲い込むというAmazonの戦略がしっかり反映されていますね。