児玉 千恵子

2019 19 Mar

的を射た色展開がなされていないと、素通りされてしまう・・・

 繊研新聞FB連続小講座『VMDとCS空間の創造』第6回は、『色選び・色遊び・色と仕掛け』。
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 桜梅桃李の花々が咲いている今頃は、ばら色の庭園(売り場)にも服の花々が咲いている。
 商空間では、的を射た色展開がなされていないと、素通りされてしまうことなど珍しくない。
 例えばハンガーラックや、棚上に陳列してある商品のカラーコントロールがこなれていないと、店奥への心理的な誘導もパワーダウンする。
 かつて「真っ赤なスーツを着た人の隣に並ぶと、顔色が悪く映るからご用心!」と、美大出身の大先輩に教えられた。赤いカラーチップを・・・(中略)・・・

 色の扱い方(色選び・色遊び)によっては、購買チャンスにつながらない事例は思いの外ある。
 春先に「うちでは、照明に気をつかっているのに、なんか暗いんですッ」と嘆いていた店舗に伺った。・・・VPチェックをしてみると、 販促ツール(POP・プライス・ショーカード)に、店長好みの黄色を多用していたのが災いしていた。・・・(中略)・・・

 近年は、おしゃれ上手で美意識が高い方々が増えている。目に飛びこむ商品の色から受けるイメージや閃きによって、購買意欲が触発される傾向も増えている。 商いで迷いが生じたら、「色選び」と「色遊び」でコトを仕掛けてみよう。・・・ (全文は、3/19の繊研新聞 紙上を!)

第1回 2月 5日 『時を超えて息づくVMD

第2回 2月19日 『庭師の仕事と関連用語

第3回 2月26日 『VMDのゴールイメージは?

第4回 3月 5日 『テーマ立案とVPの作業手順』

第5回 3月12日 『三つの「サイジ」とミューズの花』


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