児玉 千恵子
目ヂカラと体話&対話 繊研新聞 FB連続小講座 販売業務におけるパフォーマンス ③
「目が、キラキラ輝いてますよッ」
若手の職人やアーティストが数人で営む店舗で、ウィンドウ(2.5m幅)のVP作業をしていたら、カウンターから金糸織物業のNクンの声が聞こえてきた。
好きな仕事をしていたときの、胸の高なりを見抜かれてしまった。
「目は口ほどにモノを言う」「目は心の窓」と、昔から言われてきた。その例えは、社会人としての心得であり、接客・販売業では教訓となる。
販売職から欧米発のファッション企業へ、中途採用の課長職で入社したての頃、売場を走り回っていた私は、机と椅子をあてがわれたが、慣れない環境で「机の使い方」すらわからなかった。
社内業務とお取引先への臨店サポートの他、「営業部隊に歓迎され、売上増につなげるには?」と机の前で販売計画を練っていた。そんなある日、メンズのカジュアル担当課長から「顔がこわばって、目がつり上がっているよッ」と、からかわれて心がへこんだ。
今どきは、繊維・アパレル・ファッショングッズ関連企業のフレッシュマンが、仕事と環境に慣れ始めて、新たなゴールイメージや課題に出会う頃だろう。販売職と営業職は、他の部署より「接遇力」が試されるから、体力を消耗する。
接遇力の一環にアイコンタクトもあり、コロナ禍でマスクをはずせない昨今は、なおさら目元がクローズアップされる。
瞳の輝きから、「共感性・優しさ・思いやり」と、「ヤル気オーラ」が伝わってくると好印象につながる。・・・(全文は、6/15の繊研新聞紙上を!)
《バックナンバー》
◇ 販売業務におけるパフォーマンス ①「CSとパフォーマンスの天秤棒」
◇ 販売業務におけるパフォーマンス ②「服(福)の女神の好物は?」
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