児玉 千恵子
匠の技をサスティナブルに未来へとつなげていく文化の秋 第181回『商いの実学・遊学・雑学』
いよいよ晩秋…。
未だに明るい出口の見えないコロナ禍の商いで、心身ともに疲れきっている商業施設のスタッフが、体力と気力の維持に努めている。
笑顔や元気をお届けするはずの現場(販売職)が、お客さまよりも精神的にまいっている様子を、行く先々で目にしてしまった。
「私には、何ができるか?」と考えてみた。
そこで、サポート先や以前お手伝いした企業のスタッフが、「笑売」を取り戻せるようにと、「旬の販促ディレクションや、実践手法のアイデア」を届けて励ましてきた。
11月は、菊の花が美しい時節だ。その花に自らが癒やされてみよう。
菊の花は、水を断っても長持ちする強い花だから、手作りのコサージュを、お得意さまに差し上げるサプライズも一案だ。
11月15日の「七五三」のギフト需要の後には、「勤労感謝の日」(11月23日)と、その前日の22日は「いい夫婦の日」がある。
そろそろ、「おうちスタイル」にも限界が出てきて、人々の多くは「息抜き」をしたいと願っていよう。
長時間の外出が「まだこわい」というお客さまに、パーソナルギフトの提案や、家で「集う」アイデアをお届けしていきたい。・・・(中略)・・・
衣料関連は、総体的に厳しい傾向にある。欧米発のラグジュアリーブランドも明暗が分かれ、誰しもが憧れる「C」や「V」ブランドのバッグや小物雑貨は元気だ!
消費マインドの低下が続くと、人々のモチベーションは下がる。・・・しかし美しいもの・楽しいコト・歴史と伝統がある価値の高い作品(商品)には、勇気づけられよう。・・・(以下、ストアーズレポート11月号を)・・・
「ストアーズレポート」2020年11月号の児玉千恵子書き下ろし連載第181回「商いの実学・遊学・雑学」は、『匠の技をサスティナブルに未来へとつなげていく文化の秋』
今号の主な内容は、
◇ カルダンの偉業~『ライフ・イズ・カラフル! 未来をデザインする男 ピエール・カルダン』
◇ 地創地商のショップ~FUKUYAMA MONO SHOP
◇ 宮大工の作品とその技~「コロナ禍の中、平癒祈願につながればとの思いを込めた」宮大工さんが造り上げた「五重塔」
【プロ販売員模試】 「五覚と五感を刺激する脳トレ テスト」
〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕
Copyright(C) DOMINANT LIMITED All Right Reserved.
▼デパートニューズWEB▼