児玉 千恵子
文化的な多様性と回遊性で悠ゆうと楽しめる商空間 ストアーズレポート連載第175回 「商いの実学・遊学・雑学」
早春とは名ばかりの、寒い寒い如月(恋待蕾="こいまちつぼみ"の風情)の今頃・・・。
窓ごしに寒椿を目で追いながら、アフタヌーンティーで、喉と心を潤した。・・・温かいダージリンの傍らには、ジンジャークッキーとスコーンで幸せタイムになった。
さて今現在は、各地でバレンタインキャンペーンがエスカレート中。
チョコレートには、ウーロン茶や紅茶が合うから、それらとセットになったパッケージがあるといい。
年初に、遙かに遠い、いにしえ(中世南北朝時代から室町・戦国時代にかけて)に、水先案内人として大活躍した、村上水軍(海賊とも呼ばれた)の拠点だった 因島(2006年に因島市から尾道市に編入)へ初詣に出かけた。
その島で、村上水軍城(資料館)に登り、遠い歴史の足跡と、海風に吹かれて漂っている勇士たちの気配に思いを馳せてきた。
昨今の因島は、「水軍・フルーツ・フラワー」を観光資源として、観光案内を積極的に展開している。
島といえば、神戸のポートアイランドに続く、第2の海上文化都市である「六甲アイランド」にも足をのばした。
神戸ファッション美術館で開催していた「アフタヌーンティーのよそほい~英国紅茶物語」を観たい思いがつのって・・・。
そちらの島は、未来図を描いたような、文化的な都市空間だった。
「ここは、どこ?」と錯覚を起こしそうな環境の街だった。
住宅用の高層マンションが建ち並び、外資系企業、インターナショナルスクール、著名なホテル、大型ショッピング施設、アミューズメントから 公園その他と揃っている。
また、保育園・幼稚園から大学、専門学校と教育施設の全てがある。
総合病院から、薬局、コンビニ、ファミリーレストラン、スィーツ店その他と、日常生活と、娯楽・文化・芸術・スポーツを楽しむのに必要なモノ・コトの 全てが揃った「ファッション・美術・文化・海」の交流都市が形成されていた。
狭い日本とはいえ、国内には、まったりと時が流れる「いやし・なごみ」の名所や、閃きや感性、刺激をもたらしてくれる、「文化・芸術」系のスポットが 沢山ある。・・・(本文冒頭より)・・・
ここ数年、伸び悩んでいるゾーン(欧米発のラグジュアリーブランドを除く)の衣服を担当する方々に、今後のファッション市場の動向を占う機会となる・・・(以下、略)・・・
「ストアーズレポート」2020年2月号の児玉千恵子書き下ろし連載第175「商いの実学・遊学・雑学」は、 『文化的な多様性と回遊性で悠ゆうと楽しめる商空間』!
今号の主な内容は、
◇ 意外に知らないバレンタインデーの由来
◇ 天空に人が集う商空間 あべのハルカス
「カラヴァッジョ展~光と闇のはざまに散った、天才画家の物語~」
◇ 神戸ファッション美術館 六甲アイランド
「アフタヌーンティーのよそほい~英国紅茶物語」etc.
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〔PHOTO:DOMINANT LIMITED〕
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