児玉 千恵子

2019 04 Feb

春一番が恋しくなると欲しい日本のデニムとギフト文化

 淡い鉛色の空の下には、立春を過ぎたというのに、南天の実が枝いっぱいに広がっている。
(C) DOMINANT LIMITED  柔らかな日射しには、春の訪れが待ちどおしい、確かな手応えを感じられる今日この頃・・・。
 そんな日のブランチには、色とりどりの野菜に、食卓塩と「エゴマ油」や「オリーブ油」をかけて、卓上にお花畑を作ろう。
 レタスに、刻んだ紫キャベツと黄ピーマンを盛り付け、真っ赤なミニトマトと輪切りのキュウリを散らしたら、あとはチーズか生ハム、ゆで卵とアボガドのスライスがあれば、 心も身体もヘルシーになれる。
 とりわけ紫キャベツと黄ピーマンの色の対比は強烈だ。まるで色相環の180度に位置する「補色」のサンプルのようだ。
 このところ、体内では合成できない栄養素(必須脂肪酸・α-リノレン酸)を摂取できるという「エゴマ油」にはまっている。
 昨秋に広島市で開催された、中国地方の農畜水産物の販路開拓を図る商談会、「食農マッチングフェア」に出展された六次産業(エゴマを栽培している会社)の 担当課長とフードコーディネーターからの要請で、受注率の向上に繫がるブース演出(VMD)のサポートをつとめた。
 いよいよ、「バレンタインキャンペーン」もラストスパート!
 その日の由来を超えて、チョコを練り込んだスポンジケーキや、チョコ饅頭が欲しい方も少なくない。
 日本のギフト文化は、しなやかで自由自在に変身できるから面白い。
 すでに翌月に控えている、春のブライダル・桃の節句・各種のお祝いパーティ・ホワイトデーは、射程内に入ってしまった・・・(本文冒頭より)

 「ストアーズレポート」2019年2月 連載第164回「商いの実学・遊学・雑学」は、「春一番が恋しくなると欲しい日本のデニムとギフト文化」

 春の花々が一斉に咲き始める頃、フレッシュマンが入社してくる。
 商人が学ぶべき課題はエンドレスだが、優先順位の検証・修正も、今年の課題として捉えてみたい・・・。

◇閃きの伝言板(如月~初花月・雪消月=ゆきげづき)
 昨年末、わが国をはじめ海外にもその名が知られている優良企業・カイハラ株式会社の代表取締役会長 貝原良治 氏の早稲田大学での講演を聴講できるチャンスに恵まれた。
waseda-1  備後絣に始まって、デニムへの転換にいたる背景や、日本繊維産業の現状・・・etc.と、青い時代に戻って「藍染め」を学んだ。
 ところで、着るほどに馴染むデニムだけれど、その股下調整で、思わぬ課題に遭遇したという方は、意外にも多い・・・?


◇歓談力に魅せられて!
 東急Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されていた、国立トレチャコフ美術館所蔵「ロマンティック ロシア」を鑑賞した。
 感動がさめやらぬまま、銀座のホテルに着くと、カウンターで応対してくれたのは金髪の青い瞳の青年・ロマン君だった・・・。

◇小さいようで大きな課題
 銀座界隈を歩いていると、否応なしに視界に入ってきた著名店や国内外のラグジュアリーブランドのウィンドウ・・・小道具に予算をかけている割には・・・。
 また、地方都市にある某百貨店で買い物をしていると、「フィッティングアドバイザー」のバッヂをつけたスタッフが応対してくれたのだが・・・。

【プロ販売員模試】 「早春の活力増進テスト」

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