繊維ニュース 編集部ブログ

2018 14 Jun

進化するスポーツシューズ

 【大阪本社】先日、繊維機械を輸入販売するユニオン工業の展示会で、シューアッパー編み機とサンプルを初めて見た。

 シューズというものはいろいろなパーツが組み合わされてできているものだが、この画像を見るとほぼ一体成型。かろうじて靴ひもを通すホールがあるタイプは、スニーカーぽい感覚を併せ持つ。

 開発したのは、靴下編み機メーカーのロナティ・グループ。靴下の延長と見えなくもないのはそれもそのはずか。従来のスポーツシューズだと生地の裁断や縫製工程は不可欠だが、画像のようなシューズの製造方式だと編み立てるので、省略できてしまう。

 サンプルの実物を見た限りでは、履き心地も楽そうな感じがした。街中でも履いている人を見かけたが、どこで売っているのか声をかけ損ねた。もし、どこかの店頭で見掛けたら、試してみたいと思う。(和)