【大阪本社】今日は旧暦6 月12 日､七十二候では大暑の初候桐始めて花を結ぶ(きりはじめはなをむすぶ)桐が梢高く、実を結びはじめる最も暑い真夏の頃。6月大阪の実際の気温は平均最高気温を２℃近く、7月昨日までの平均最高気温を4℃以上回っている。梅雨明け前から連日「命にかかわる危険な暑さ」熱中症への警戒が出されている。

　６月18日の大阪北部地震、7月７日の西日本豪雨災害。どちらもかつて目立った自然災害が極めてまれな地域。大阪では南海トラフ地震の予兆かと思わせる大地震。温暖な気候で災害が少ない「晴れの国」岡山で最悪の被害が出てしまった。毎年どこかで起こる50年に一度の災害。もはや異常気象ではなく通常の気象になってしまった。

　風光明媚な４つの大きな島からなる火山島は、自然の多大な恩恵を受けて人々は日々生活している。反面、都会での生活をしていて忘れがちな自然への畏敬と畏怖の気持ちを思い起こさなければならない。都会も大自然のうち、自分も自然の一部であることを忘れてはなるまい。写真は、土用干しを始めた田んぼ　(博)