北村 禎宏

2018 18 Jul

ナイスピープル

 一昨年はSVを対象に、昨年はMDを対象にエキサイティングな時間をご一緒させていただいたセレクトショップ企業において本年は事業責任者を対象とした育成施策がスタートした。

 肌感に優れてた企業であり人材であることから、前二回はロジックの注入が背骨であったが、今回は大きく趣を異にしている。そもそもセレクト業態における事業責任者の役割とは何ぞや、示すべきヴィジョンはいかなるものかというお題だ。

 昨年オブザーブされたW氏のご尽力により経営トップの承認を経て実施に至った。そのような経緯から、ツートップからのダイレクトヒアリングを経てのいよいよ本番がスタートした。12月までの長丁場になるが、第一回目は懇親会も含めて大いに盛り上がることができた。

 私にとっても初の試みとなったが、公開コンピテンシーアセスメントにチャレンジした。本部長クラス5名の方々にはひとからならぬコミットメントとご協力を頂戴することができた。この場を借りて深く感謝申し上げます。その方々が基盤を創ってこられたんだなと強烈に感じさせられる、強烈なアセスメントの内容であった。できる会社に訳があることは言うまでもないが、そこには脈々と流れるスピリッツが厳然と存在していた。

 目先のテクニックや短期的数字に翻弄されることなく、ファションが好きで会社が好きで、一緒に働く仲間が何よりも大好きで。企業人時代に私が始めてチームらしき組織を預かった際に、「いい奴らが、いい顔をして、いい仕事をしている」、そのような職場を目指したいと宣言してあまりよい反応がなかった苦い経験が思い出される。

 その世界をまさに体現していて、磨きをかけようとしている企業が今ここにある。オブザーバーも含めて皆さんの食いつきは尋常ではなく、テンポラリーでのおつきあいだけでは私が物足りないというインパクトとモチベーションを感じている。個人単位のコーチングタイムも含めて熱い半年がとても楽しみだ。

 気象的には本当に熱くて、神戸市北区にしてはエアコンを稼働させなければならない夏が恨めしい。Wさん、新しいURLにはアクセスできましたでしょうか?